本コラムでは、松田正平の絵画の買取相場・査定情報をリサーチした。松田正平の絵画売却を検討したとき、買取相場や査定ポイント、また基本的な知識を押さえておくべきだろう。とくに絵画の価値は相場が分からないものが多いので、このような基本ポイントを押さえていないと損をするリスクも高くなる。本コラムで紹介する点をこの機会にしっかりと押さえておこう。
本記事のポイント
- 松田正平は国画奨学賞を受賞しており、「現代の仙人」「飄逸の画家」と評されている人物
- 時代により作風が変化しているのが特徴
- 実際の落札額や販売価格から見る買取価格の期待値とは?

CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
画家・松田正平について
では、まずこの松田正平がどのよう芸術家であるのかを紹介していく。基本的なポイントを簡単にではあるが、まとめているため、参考にしてほしい。
国画奨学賞を受賞している画伯
松田正平は飄逸な画風で知られた洋画家の一人で、生涯を通して油彩の可能性を探求しつづけた芸術家である。油絵以外では書なども得意としている。長年探求し、得た確固たる自身の画風を他の類を見ない。その独特な絵のタッチは芸術家のなかでも評価は高い。日本人の描く油彩画を追求し続けた美への姿勢から「現代の仙人」と評され、慕う人々も多数。 「集団アトリエ」「枯霞草」「或るゑかき」を出品し、国画奨学賞を受賞もしている。
時代によって作品の作風は変わり、独自の芸術に昇華させた
松田正平の作風は時代によって大きく変化を見せている。絵に対する思考は常に深く、時代を追うごとにその技法は変化していく。当初は絵の具の扱いにくさや絵の具での表現を追求し、厚塗りの作風であったが、徐々に水彩のようなタッチへと変化した。長年に渡り探求した結果、非常に繊細で飄々として線から描かれる作品は独自の世界観を確立しおり、飄逸の画家とも称される。
代表作
- 「周防灘」
- 「魚」
- 「四国犬」
- 「薔薇」
- 「風の吹くまま(画文集)」
松田正平の絵画査定価格情報
上記で、松田正平がどのような芸術家で、またどれくらいの評価をされているのかある程度は理解できただろう。松田正平の作品はどれも高い価値があるだろう。そこで次は、松田正平の絵画を売る上で、どのようなポイントが査定額に大きく影響するのかを紹介する。できるだけ、高く売りたいのであれば、ここで紹介するポイントをしっかりと押さえておこう。
破れ、ホコリ、カビなどが間違いなく減額
芸術価値のある絵画の査定では、状態の管理には厳しい。売る前に絵画の状態には十分注意しておくべきだ。また、状態の良さは査定額に大きく影響する。できるだけ高く売りたいのであれば、破れ、ホコリ、カビ、スレ、汚れ、キズなどの状態は絶対にNGだ。このような状態は間違いなく大きな減額となるだろう。

「枯霞草」「或るゑかき」などの作品は高額
また、松田正平作品にはどの作品にも高い価値はあるだろう。そのなかでも、あまり出回っていない作品、人気作品はさらに高い金額で売れる。上記でも紹介したように有名な「枯霞草」「或るゑかき」などの作品は希少価値が高いため、売れる金額も高くなるだろう。このように、作品のなかでも高くなる作品というのもあるので、どの作品が高いのか、情報を掴んでおくといい。
鑑定書や保証書、サインは大事
芸術作品を売る上で鑑定書や保証書は大事だ。もし、このような鑑定書や保証書があるなら、一緒に持ち込んで売るほうが高く売れる。有名な作家の作品は高額で売れるため、市場では偽物や贋作は多く出回っているため、本物を証明できる鑑定書や保証書には価値がある。この鑑定書や保証書は査定額に大きく影響するため、大切に保管しておこう。もし、鑑定書がないのであれば、鑑定を依頼して鑑定書を取得しておくのもいいだろう。
松田正平の買取相場
最後に、松田正平の絵画の相場について。松田正平の絵画相場がどのようになっているのか把握しておこう。相場を把握しておくことは重要なポイントになるので押さえておこう。
結論を言えば、松田正平の絵画がどれくらいの金額で売れるのかは相場を調べてもほとんど情報が出ないが、数十万円での売却が期待できそうだ。絵画の売却は鑑定が難しく、査定額に乖離があることが多い上に、買取業者は買取価格・相場を掲載しないことが多い。このように平均的な相場の情報がない絵画は、しっかりリサーチして売るべきだ。また売るときは、いくつかの業者で鑑定し、そのなかから査定額を比較検討するといいだろう。
査定・落札実績
- 「静物」鑑定済み 518,400円(ヤフオク)
- 「薔薇」未鑑定 259,220円(ヤフオク)
販売例
- 「州之内氏像」400,000円(秋華洞)
- 「薔薇」350,000円(秋華洞)
- 「薔薇」180,000円(秋華洞)

LINE査定に対応している買取業者
おいだ美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おいだ美術は、銀座で30年間、絵画をはじめ彫刻や陶芸などの美術品を取り扱ってきた会社。高価買取をしている作家の一人が日本の洋画家である松田正平であり、油彩画「四国犬」「裸婦」といった作品を高価買取している。
LINE査定以外にも問い合わせフォームからの査定も可能で、査定後は持ち込みや宅配、予め相談をすることで出張買取にも対応してもらえる。
愛研美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
広島で創業50年になる愛研美術では、家や蔵の片付け、不用品処分、遺品整理まで依頼できる。洋画家、松田正平の作品の高価買取にも自信を持っているようだ。
LINE査定後の買取方法として、宅配買取・出張買取・店頭での買取りという3つの選択肢の中から選べるようになっている。
出張買取に対応している買取業者
本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館では、松田正平を買取対象画家としている。出張買取は全国対応をおこなっているが、依頼する際には、なるべく詳しく美術品情報を伝えた上で予約を取る形となる。
八光堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
松田正平は買取強化に挙がってないようだが、八光堂は美術品買取の大手の1つ。相談・出張・査定全て無料をうたっており、LINEでの簡単査定のほか、日本全国への出張買取もおこなっている。売却する際には、その場で現金買取を行ってくれるのが特徴だ。
まとめ
本コラムでは、松田正平作品の価値や相場などをリサーチした。上記で述べたように、絵画のような芸術作品は相場や情報がわかりづらいため損をするリスクも高くなる。なので、ここで紹介したポイントはしっかり押さえておこう。売る前には、リサーチしてから慎重に売却の検討を行なうべきだろう。また、基本的な知識も持っておくことで価値の把握に繋がるので大事なポイントになるので芸術家の知識や教養も深めておくと絵画の売却で大事だ。
とくにここで紹介した松田正平のような作家であれば尚更である。芸術・骨董品は損をするリスクも高いので注意が必要なのだ。松田正平の絵画は間違いなく高値で売れる作品なので、本コラムで紹介した情報やポイントは基本的なものだが、参考にしてほしい。