なんでも鑑定団は視聴者がお宝を持ち寄り、専門の鑑定師によって鑑定がおこなわれるバラエティ番組だ。司会者の今田耕司氏を筆頭に、現在も幅広い年齢層から愛されている。そんななんでも鑑定団で司会を務めていた石坂浩二氏や、鑑定しを務める中島誠之助氏のことはご存知だろうか。
石坂浩二氏はなんでも鑑定団で司会を務めていたが、2016年に降板が決定した。また、中島誠之助氏に至っては死亡説が浮上しているそうだ。今回は石坂浩二氏と中島誠之助氏にスポットライトをあて、現在の状況や死亡説の真相についてまとめてみた。なんでも鑑定団や石坂浩二氏、中島誠之助氏のファンの方にとっては必見だ。
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なんでも鑑定団とは？
なんでも鑑定団はテレビ東京にて1994年4月19日から放送が開始されたバラエティ番組だ。正式名称は開運なんでも鑑定団である。なんでも鑑定団では視聴者の方の家に眠っているお宝を、なんでも鑑定団で用意した専属の鑑定師によって鑑定される。
お宝だと思って持ち寄ったものが予想以上に安かったり、偽物が紛れていたり、反対に安物だと思ってダメ元で依頼したものが高額な結果になるなど、全国から持ち寄られるだけにパターンがさまざまだ。こういった事態は頻繁に発生し、都度大きな盛り上がりを見せている。
なんでも鑑定団における鑑定はスタジオだけでおこなわれるわけではない。番組では出張鑑定をおこなっており、全国に出向いて鑑定をおこなう。なんでも鑑定団の視聴者は年配の方が多く、各地方に出向いておこなわれる出張鑑定コーナーは強い人気を誇っている。
鑑定の依頼は誰でもおこなうことができ、テレビ東京のホームページにあるなんでも鑑定団のページから鑑定依頼を送ることが可能だ。依頼方法はメールか郵便の2種類となっており、メールであればホームページからすぐに申し込むことができる。興味がある方は応募してみてはいかがだろうか。
なんでも鑑定団の司会者は誰？
現在の司会者は今田耕司氏が務めているが、初代の司会者は島田紳助氏であった。島田紳助氏は吉本興業に所属するお笑いタレントとして活動しており、さまざまなバラエティ番組で司会を務めていた。その人気は絶大なもので、老若男女問わず広い世代から人気を集めていた。
なんでも鑑定団の司会を降板したのは2011年8月23日のことで、暴力団との関係が問題となりなんでも鑑定団だけでなく、芸能界そのものを引退した。芸能界を引退してからは沖縄で自由な生活を送っているようだ。ゴールデン番組で司会を務めていた超人気タレントであっただけにすでに収入がなくても生活できるほど稼いでいることは間違いないだろう。
そんな島田紳助氏だが、2019年に芸能界に復帰するのではないかという声が上がっている。引退後もダウンタウンの松本人志氏などが島田紳助氏の名前を発言することがあり、芸能界にいた時代の彼の影響力を窺うことができる。2019年の島田紳助氏の動きにも注目したいところだ。
今田耕司のプロフィール
現在の司会者である今田耕司氏はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑いタレントだ。なんでも鑑定団に限らず、さまざまなバラエティ番組で司会を務めているため、誰もが知っている人気タレントの内の一人だと言えるだろう。
今田耕司氏は島田紳助氏が司会を務めていた番組の司会を引き継ぐことが多く、なんでも鑑定団以外でも、日本テレビの人生が変わる1分間の深イイ話やTBSのオールスター感謝祭など、島田紳助氏の後継者として活動の場を広げている。
島田紳助氏が司会者として活躍していた2010年頃は、島田紳助氏が好きな司会者ランキング1位で2連覇を達成し、2位には明石家さんま氏がランクインするなど、大物タレントのランクインが目立っていた。そんな中、今田耕司氏は堂々の3位にランクインしている。今では司会として必ず名前が挙がるが、この時点で既に頭角を現しはじめていた。
同じくよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属し、お笑いタレントとして活躍する東野幸治氏とともに番組の司会を務めることが多く、Wコウジの愛称で親しまれている。このことから今田耕司氏と東野幸治氏がコンビを組んでいると勘違いされることが多いが、コンビを組んでいるわけではなく、お互いがピン芸人として活動している。
なんでも鑑定団の歴代最高価格はいくら？
なんでも鑑定団ではときに思いもよらない高額商品が登場する場合がある。これまでのなんでも鑑定団の歴史の中で最高価格がいくらだったのか気になる方もいるのではないだろうか。せっかくなので、本題に入る前になんでも鑑定団の歴代最高価格について紹介していく。
- ・イエローダイヤモンド…1億5,000万円
- ・虎 ヒスイ 馬101頭 彫刻…1億5,000万円
- ・宮沢賢治の手紙…1億8,000万円
- ・七宝焼の香炉…1億8,000万円
- ・西洋アンティーク…1億9,400万円
- ・古代中国の青銅器…2億円
- ・マリリン・モンロー「七年目の浮気」衣装…2億円
- ・世界のポスター122点…3億5,000万円
- ・絵画15点…4億3,000万円
- ・柿右衛門様式の壺…5億円
今回は上位10品をまとめてみたが、10位で1億5,000万円という驚きの結果となっていた。1位の柿右衛門様式の壺は、視聴者が番組に持ち込んだものではなく、番組の企画でモーリッツ・ラントグラーフ・フォン・ヘッセン氏の屋敷を訪れた際に鑑定されたものとなっている。
2位の絵画15点の依頼者は総合レジャー施設の那須りんどう湖レイクビューであり、こちらもスタジオではなく現地で直接査定がおこなわれた。ちなみにこの回は降板した石坂浩二がゲストとして出演した2019年4月30日に放送された回となっている。
中島誠之助はどんな人？
中島誠之助氏は骨董品や美術品の鑑定士として活躍している。以前はからくさという名前の骨董屋の店主を務めていたが、現在は閉店している。テレビタレントとしても活躍しており、なんでも鑑定団では鑑定士として登場している。レギュラーとして出演しており、主に焼き物や茶道具などを担当している。
1938年3月5日に誕生し、2019年7月現在は81歳である。骨董品や古美術の鑑定士としての活動を始めたのは1960年のことで、鑑定士を生業としていた伯父のもとで知識と技術を身に付けた。もともとは骨董品の鑑定修行には入らず、マグロ漁船に乗り込んだ経験もあるという。
1976年の30歳のときに独立を決意し、東京都に骨董屋からくさをオープンした。テレビに出始めたのは1994年のことで、4月19日から放送が開始されたなんでも鑑定団のレギュラーとして放送開始時から長期的に活躍している。また、ルパン三世などのアニメ声優を務めたこともあり、活動の幅は非常に広い。
ちなみに、なんでも鑑定団の鑑定士として活躍している森由美さんという女性をご存知だろうか。焼き物や茶道具を主に担当し、上品な語り口が特徴とされているが、実は彼女は中島誠之助氏の実の娘である。森由美さんは陶磁研究家としても活動されている。
中島誠之助に死亡説？
なんでも鑑定団で活躍している中島誠之助氏だが、ネットでは死亡説が流れているということを知っているだろうか。中島誠之助氏は現在もなんでも鑑定団のレギュラーとして活躍されているため、この情報に関しては完全にデマであることがわかる。では、一体なぜこのような噂が流れたのだろうか。
実は、中島誠之助氏ではなく中島誠之輔氏が2019年1月に亡くなられたことがわかった。字が一文字違うだけで読み方が同じため、勘違いによってこの噂が流れてしまったのだろう。さらに驚きなのは、中島誠之助氏と中島誠之輔氏はともに1938年生まれと年代も一緒だということだ。これにより多くの方が勘違いしてしまう事態となった。
また、日本の超大型電子掲示板である2ちゃんねる(現5ch)では、中島誠之輔氏の訃報であると理解した上で、中島誠之助氏とも思えるようなセリフやワードが記入されたスレッドが立てられたことも、誤認を生んだ原因と言えるだろう。
ちなみに、中島誠之輔氏は滋賀県の大津市議会議長を務めた人物である。葬儀は2019年1月30日におこなわれた。いずれにせよ、同姓同名なのを利用し亡くなった方をネタにしているのはあまり気持ちの良いものではない。
石坂浩二はどんな人？
石坂浩二氏は芸能界で俳優として活躍している人物である。司会者や画家、ナレーターなど幅広い方面で活躍している。なんでも鑑定団では、放送開始から2016年3月29日まで約20年以上にわたって司会を務めていた。また、番組を降板してからも開運なんでも鑑定団 極上お宝サロンで2016年～2017年までの約半年にわたって司会を務めた。
1941年に誕生した石坂浩二氏がデビューしたのは1958年のことで、エキストラとしてドラマに出演した。石坂浩二氏といえばNHKで放送されている大河ドラマへの出演が有名だ。大河ドラマにはじめて出演した際は名前のない役回りだったが、当時の出演も含めるとこれまでに11回もの出演回数を誇っている。
俳優としての活躍や、なんでも鑑定団の印象から司会者の印象が強いが、声優やナレーションを務めることもある。現時点の石坂浩二氏が出演した作品の中で最も新しいものは、2019年5月24日に公開されたアニメ映画、歎異抄をひらくである。アニメにおいてはこの作品が初主演となる。
石坂浩二がなんでも鑑定団を降板した理由は？
なんでも鑑定団で長らく司会を務めてきた石坂浩二氏だっただけに、2016年3月に発表された突然の降板は世間から大きく注目を集めた。降板する以前から石坂浩二氏の発言がほとんどカットされている状態が続いており、番組の降板と関係があるのではないかと言われていた。
しかしながら、石坂浩二氏自身は発言のカットと番組の降板に関係性はないと発言している。いずれにせよ、なんでも鑑定団での発言のカットと番組の降板にはそれぞれ別の理由があるということだ。石坂浩二氏のなんでも鑑定団の降板は石坂浩二降板事件とまで呼ばれ、ニュース番組などでも取り上げられる事態となった。
噂によれば、なんでも鑑定団での石坂浩二氏の発言のカットはいじめだったのではないかと言われている。石坂浩二氏の発言がカットされ始めたのは2014年頃のことで、この時期は初代の司会を務めていた島田紳助氏の芸能界引退と時期が被る。2014年からカットされ始めたということは、この異常事態が約2年以上続いていたということになる。
この状況になってしまった理由は、番組のプロデューサーとの確執によるものだったのではないかと言われている。しかしながら、島田紳助氏へのインタビューでは大騒ぎにならない程度の口論はあったものの、石坂浩二氏とプロデューサーとの間の確執は特別感じられなかったというような発言をしており、真実は闇の中に消える結果となった。
石坂浩二の現在は？
2016年になんでも鑑定団を降板した石坂浩二氏だったが、2019年4月30日の放送でゲストとして3年ぶりの出演を果たした。番組では今田耕司氏と過去の名場面を振り返りながらトークがおこなわれており、なんでも鑑定団で石坂浩二氏の発言がカットされていないことでネットでは話題を呼んだ。
プロデューサーとの確執があったのであれば、ゲスト出演したことで問題は解決したという可能性も考えられる。また、先ほども紹介した通り2019年にアニメ映画の主演を務めたほか、毎年のように映画に出演しており降板後も俳優として芸能界で活躍を見せている。
まとめ
今回はなんでも鑑定団で鑑定士として現在も活躍している中島誠之助氏のプロフィールと死亡説に関する考察、番組の司会として活躍していた石坂浩二氏のプロフィールと降板理由の考察をおこなった。浮上している噂についてまとめてみたが、いかがだっただろうか。
中島誠之助氏は現在もなんでも鑑定団にレギュラー出演するなど活躍を見せていることから、死亡説はデマであることがわかった。また、石坂浩二氏の番組降板の理由について明らかにすることはできなかったが、降板後の現在も俳優として活躍されていることがわかった。今後も中島誠之助氏と石坂浩二氏の活躍に注目していきたいところだ。
