ダイヤモンドを所有する方はすでにご存知かもしれないが、ダイヤモンドの価格は年々高騰している。2018年にはダイヤモンドの価格相場は最高位に推移し、ダイヤモンドを取り扱っている業界ではにわかに話題となっていた。2016年よりも2017年、2017年よりも2018年、といった形で少しずつダイヤモンドの価値は上がっていっているのである。
読者のみなさまの中にも不要になったダイヤモンドをどうするかお悩みの方が少なからずいらっしゃるはず。「できればダイヤモンドの価値が高いときに売りたいけれど今売ればいいのかが分からない」「わざわざ買取査定の依頼をするのが面倒だ」といったように感じていつつも、どの業者に頼めばいいのか、そしてどの程度の価格で売れるのかが分からなければなかなか買取査定を依頼する気にもならないだろう。
そこで今回の記事ではダイヤモンドの価値を決める要素やダイヤモンドの価格推移、そして2019年のダイヤモンドの価格推移などについて詳しく解説をしていこう。また後半ではダイヤモンドを売る際にオススメの買取業者についてもご紹介していこう。ダイヤモンドを売りたいという方にはかなり有益な情報を記載しているため、ぜひじっくりと目を通してほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ダイヤモンドについて
それでは最初にダイヤモンドの価値を決める要素や歴史、そしてダイヤモンドの価格が高騰する理由などについて詳しく解説をしていこう。こちらの項を読んでいただければ、ご自身が所有しているダイヤモンドの価値についてもある程度、見積もりができるはずである。それでは早速見ていこう。
ダイヤモンドの価値を決める4つのC
皆さんはダイヤモンドの価値を決める4つのCについてご存知だろうか。ダイヤモンドを購入したことがある方はもしかすると知っているかもしれない。ダイヤモンドの価値を決める4つのCとは以下のものである。
- ・Calat(カラット) = ダイヤモンドの重量
- ・Color(カラー) = ダイヤモンドの色
- ・Clarity(クラリティ)= ダイヤモンドの透明度
- ・Cut(カット) = ダイヤモンドのプロポーション
ダイヤモンドの価値は上記4つのCの状態によって決定される。1つずつ詳しく見ていこう。
Calat(カラット)
〇〇カラットという言葉はダイヤモンドに対してよく耳にするが、実際のところ、どのような大きさの基準かご存知だろうか。このカラッとという単位だが、1カラット=0.2グラムという基準が世界的に決まっている。ダイヤモンドの価値の1つ、カラットはたった0.2グラムの差で決定されているのである。
ダイヤモンドの4つのCの中でもカラットが重要視されるのは、ダイヤモンドの重量が必然的にダイヤモンドの大きさを決定づけるからである。ダイヤモンドは大きければ大きいほど、その価値を増す。もちろん他の3つのCも重要ではあるのだが、やはりカラットが大きければ大きいほど、ダイヤモンドのインパクトは大きいのである。
Color(カラー)
ダイヤモンドの価値はカラット以外にカラー、つまりダイヤモンドの色からも評価をされる。特にホワイト系ダイヤモンドであれば無色に近ければ近いほどカラーの評価が高くなる。ちなみにダイヤモンドのカラーにもカラットのように評価段階があり、ダイヤモンドのイニシャルDが最高位で、そこから下に21段階でZまでまでの評価が為される。例えば限りなく無色に近いダイヤモンドはDで、黄色くくもった色のダイヤモンドはZということだ。
ダイヤモンドのカラー評価は非常に微妙な差であるため、買取業者などは評価基準用のマスターストーンを使用することも多い。また日光によってもダイヤモンドのカラーは異なって見えてしまうため、本格的に評価をするのであれば北半球の国の北側の窓から入る日光を午前中に取り入れた状態での評価が理想的であると言われている。
Clarity(クラリティ)
ダイヤモンドは前提として天然鉱石である。天然鉱石のダイヤモンドには基本的にインクルージョンと呼ばれる内包物が含まれている。純粋のダイヤモンドの純度が高ければ高いほど、美しく輝くためインクルージョンの量がダイヤモンドの価値を決める1つの要素となるのは当然のことである。先ほど紹介したカラットの値がいくら大きくてもインクルージョンが多く、透明度が低ければダイヤモンドの価値は必然的に下がってしまうのである。
ちなみにクラリティにも11段階の評価基準がある。下のグレードから数えてI3・I2・I1・SI2・SI1・VS2・VS1・VVS2・VVS1・IF・FIとなっている。つまりFIがクラリティで最高位となる。クラリティの価値を決めるためには10倍の拡大鏡でダイヤモンドを用い、発見が困難であればクラリティが高く、肉眼であってもインクルージョンが発見できればクラリティが低いとされる。
Cut(カット)
上記3つのCであるカラット、カラー、クラリティは採掘されたダイヤモンドの原石の状態に大きく左右される一方、カット、つまり専門家によるダイヤモンドのカットの仕方はプロフェッショナルの技術に大きく左右される。ダイヤモンドの輝きを最大限まで引き出すのが、このカットである。
ダイヤモンドのカラー・クラリティ・カラットの状態から判断して、ダイヤモンドが光を最大限まで取り入れることができるように面を作るのがカットの重要な点だ。ダイヤモンドの面が多ければ大きいほど、光が入り込んで反射し、輝くようになる。カットが深すぎたり、逆に浅かったり、カットの角度が悪かったりすると光がうまく反射せずに輝きがなくなってしまう。カットがどれだけ上手かで、ダイヤモンド価値は変わってくるのである。
ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドの価値を決める4つのCについて詳しく解説したところで、次にダイヤモンドの歴史についてもご紹介していこう。人類史上初めてダイヤモンドが発見されたのはインドであると言われている。河川敷に落ちていたダイヤモンドは、その美しさを評価され、インドの富裕層の間で非常に流行するようになった。
その後、インドの外からもダイヤモンドの評判を聞きつけイタリアなどヨーロッパにも広く輸出されることとなる。そしてヨーロッパに渡ったダイヤモンドはアクセサリーとして加工されることとなり、現在の形となった。
しかし本来ダイヤモンドとは、基本的に掘り出すことなどできない地中200キロメートルほどの地中深くに眠り、極度に高い圧と温度によって少しずつダイヤモンドとして形成されていくのだ。そんなダイヤモンドが私たちの目の前に現れるきっかけとなるのが地震などによってもたらされる地中内の変化である。簡単に言葉で説明はできるものの、ダイヤモンドが地表まで届くのは奇跡であると言っても過言ではないのだ。だからこそ価値が高く、多くの人々に愛される鉱石なのである。
2018年のダイヤモンド相場は?
次に2018年のダイヤモンドの相場について振り返っていこう。年々上昇しているダイヤモンドであるが2018年は特にダイヤモンドの価格が高騰したと言われている。上記で解説したカラットやクラリティなどの価値基準を参考にしながら、ダイヤモンドの価値についてじっくりと目を通してほしい。ちなみに以下の価格については全て2018年1月時点のものであるため、あくまで参考価格としてほしい。
0.3カラットダイヤモンドの相場価格
まずは0.3カラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→101,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→70,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→63,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→55,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→33,000円
0.6カラットダイヤモンドの相場価格
次にカラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→330,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→235,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→223,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→190,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→170,000円
1カラットダイヤモンドの相場価格
次にカラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→1,600,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→1,050,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→770,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→680,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→560,000円
2019年のダイヤモンドの相場はどうなる?
さて上記で2018年のダイヤモンドの相場について見てきたが、今年の価格推移について詳しく見ていくことにしよう。ちなみに以下の価格については全て2019年4月時点のものであるため、あくまで参考価格としてほしい。
0.3カラットダイヤモンドの相場価格
まずは0.3カラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→93,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→63,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→59,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→57,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→50,000円
0.6カラットダイヤモンドの相場価格
次にカラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→290,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→240,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→207,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→195,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→170,000円
1カラットダイヤモンドの相場価格
次にカラットのダイヤモンドについて、カラー・クラリティ別に相場価格を見ていこう。
- ・クラリティ:IF カラー:D のダイヤモンド→1,500,000円
- ・クラリティ:VVS1 カラー:E のダイヤモンド→1,100,000円
- ・クラリティ:VS1 カラー:F のダイヤモンド→800,000円
- ・クラリティ:VS2 カラー:G のダイヤモンド→700,000円
- ・クラリティ:SI1 カラー:H のダイヤモンド→580,000円
2019年のダイヤモンド相場は下がり傾向にある
2019年と2018年のダイヤモンド相場について、その推移を比較した結果、2019年のダイヤモンド相場は低下傾向にあるということが分かった。もちろん時期やダイヤモンドの採掘量によって相場は大きく変わるため、今後も低下傾向にあるとは言い難いが、ダイヤモンドを売るのであればこの機会を逃す意味もないだろう。
ダイヤモンドを買取査定に出す際のポイント
次にダイヤモンドを買取査定に出す際のポイントについて解説をしておこう。上記の買取価格はあくまで参考であり、以下の紹介する方法を実行することで買取価格を上げられる可能性は高い。
ダイヤモンドの鑑定書を揃えておく
ダイヤモンドを購入した際に鑑定書が付属してきているはずだ。特にダイヤモンドの価値を証明するグレーディングレポートは買取査定依頼を出す上で必須と言っても良いだろう。信頼できる機関から発効されたグレーディングレポートであれば、買取業者もダイヤモンドの価値を測りやすい。ダイヤモンドの価値を証明する資料として必ず鑑定書を出すようにしよう。

複数の買取業者に査定依頼を出す
全ての買取業者がダイヤモンドの価値を認めて適正価格で買取査定額を提示してくれるとは限らない。しかし買取業者1社に絞って買取査定の依頼をしてしまうと、適正価格がどの程度なのかも正直わかりづらいのである。そのため複数の買取業者に依頼をし、ダイヤモンドの価値をしっかりと理解して、納得できる査定額を提示してくれる買取業者に売るべきだ。
ダイヤモンドのおすすめ買取業者
最後にダイヤモンドを買取査定に出す際におすすめの買取業者をいくつか紹介していこう。数多ある買取業者の中で、どの買取業者にすればいいのか迷った際には以下の買取業者を参考にしてほしい。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
1つ目に紹介するおすすめ買取業者はなんぼや。なんぼやをおすすめする理由は、スタッフ全員がダイヤモンドの価値を判定するGC資格を保有するような教育を行なっているという点にある。またダイヤモンドの価値変動についても社内で統一して通知を行なっているため、ダイヤモンドを適正価格で買取してくれる。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
2つ目に紹介するおすすめ買取業者は福ちゃん。福ちゃんにはダイヤモンド買取専門のスタッフが在籍しているため、もしダイヤモンドのグレーディングレポートがなかったり、保証書がなかったりしても適正価格での買取をしてくれる。また宅配買取査定にも対応しているため、手軽にダイヤモンドを買取査定に出すことができるはずだ。
ネットジャパン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
3つ目に紹介するおすすめ買取業者はネットジャパン。ネットジャパンをおすすめする理由は世界的にトップレベルの認知度にある。WFDBという国際的な機関によって、ダイヤモンドの買取についての信頼性が認定されているという点も魅力的だ。
買取タマ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
4つ目に紹介するおすすめ買取業者は買取タマ。買取タマをおすすめする理由は買取成約率9割以上という驚異的な数値に基づく。買取成約率が高いということは、顧客が納得する価格で買取査定額を提示しているということの証である。
まとめ
今回の記事ではダイヤモンドの価値を決める要素やダイヤモンドの価格推移、そして2019年のダイヤモンドの価格推移などについて詳しくまとめつつ、後半ではダイヤモンドを売る際にオススメの買取業者についてもご紹介してきた。
2019年のダイヤモンド相場は昨年から比べると低下傾向にあるため、今のうちに販売しておくことをおすすめしたい。もちろん今後、価格が伸びる可能性もあるが確実な保証はどこにもないのだ。ただし今すぐ手放さなければならないという方以外は、ダイヤモンドの価格が再び高騰するまで待つことも手段の1つである。
ダイヤモンドがその価値を完全に失うということはないはずだ。しかし採掘量などによって大きく価格が変動してしまうという点は否めない。例年の傾向を見つつ、今のうちに売っておこうと思った方はこちらの記事で紹介した買取業者を参考にして、買取依頼を出してみよう。
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