【まとめ】
翡翠の買取価格は、色・透明度・加工の有無・種類(硬玉/軟玉)などによって数万円~数百万円と大きく変動します。2025年現在、最高クラスの「インペリアルジェード(琅かん)」や鑑別書付きのA貨は高額査定の鍵。この記事では、実際の買取実績や高値の条件、売却時の注意点までを網羅的に解説します。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
翡翠とは?|種類と特徴をわかりやすく解説
翡翠(ひすい)は、美しい緑色を中心とした多彩な色合いと、硬質な質感が特徴の天然鉱物で、古くから装飾品や護符として用いられてきました。
鉱物学的には以下の2種類に分類されます。
- ジェダイト(硬玉):宝石としての「本翡翠」。鮮やかな緑や透明度が評価され、高値で取引されます。
- ネフライト(軟玉):主に装飾品として使われますが、市場価値はジェダイトよりも低めです。
特に日本では、新潟県糸魚川産のジェダイトが国石に指定されており、その希少性と歴史的背景から高い人気を集めています。中国やミャンマーでも古代から「玉(ぎょく)」として崇拝され、富や権力の象徴として扱われてきました。
現在では、その希少性と文化的価値から、翡翠は単なるジュエリーを超えた「資産」としても注目されています。
翡翠の最新買取相場|2025年の価格帯と傾向
2025年の翡翠の買取価格は以下のように非常に幅があります。
品目 | 特徴 | 買取価格 |
---|---|---|
翡翠ルース 52.14ct | 色ムラが少なく綺麗 | 2780000円 |
翡翠ブローチ 21.6ct | 若干の色ムラあり | 1242000円 |
翡翠リング 7.89ct | オレンジ色 | 118000円 |
翡翠トップ 5.74ct | 薄い緑・色ムラ有 | 48000円 |

色・透明度・サイズ・カットなどにより大きく価格が異なるため、一概に「相場は○円」とは言い切れません。特に高額査定される翡翠は「A貨」「硬玉(ジェダイト)」で、かつ色・テリが良好なものに限られます。
翡翠の買取価格を左右する6つの要素
1. 種類:ジェダイト(硬玉)かネフライト(軟玉)か
本翡翠とされるのはジェダイトのみ。ネフライトは見た目が似ていても価値は大きく下がります。査定額を分ける第一条件です。
2. 色:緑系が最高評価、紫や氷翡翠も人気
高評価の色:
- インペリアルグリーン(琅かん)…最高級品
- ラベンダー(紫)…欧米で人気
- アイスジェダイト(氷翡翠)…高透明度の白色系
3. 透明度・テクスチャ
新聞の文字が透けて読めるほどの半透明が理想。内包物や石目(テクスチャ)が滑らかだとさらに高評価。
4. 加工処理の有無(A貨か否か)
翡翠は以下のように分類されます:
- A貨…無処理の天然翡翠(高評価)
- B貨…漂白+樹脂含浸
- C貨…着色処理
- B+C貨…樹脂+着色
5. カラットとサイズ
重いほど価値が高まる傾向ですが、色・透明度とのバランスが重要。10ct以上かつ色が鮮やかなものは高額になりやすいです。
6. カットとデザイン
カボションカット(丸みを帯びたドーム状)が主流。再販性の高いデザインは「デザイン料」としてプラス査定されることも。
高く売るために|査定前に準備すべきこと
鑑別書の有無が査定を左右する
鑑別書に「天然翡翠・A貨」と記載があると、信頼性が高まり査定額が跳ね上がる傾向があります。再発行は可能ですが費用と日数がかかるため、事前に確認しておきましょう。
汚れ・ホコリを取り除いておく
柔らかい布で拭くだけでも、光沢が増し印象アップ。超音波洗浄や薬品使用は避け、繊細に取り扱ってください。
付属品(箱・証明書・レシート)を揃える
購入時の付属品があると、来歴の信頼性が高まり、加点対象になります。
どこで売る?信頼できる買取業者の選び方
悪徳業者を避けるためのチェックリスト
- 査定額を明示しない
- 「今すぐ売れば高額」と急かす
- プレゼントやドリンクで気を引く
- アポなし訪問・しつこい電話
理想的な業者の条件
- 宝石鑑定士が在籍
- 翡翠の買取実績が豊富
- 無料で複数社比較が可能
複数社比較が基本
1社で即決せず、3社以上で査定額を比較しましょう。ネットで一括査定を活用するのも有効です。
相場変動と売り時の見極め
インフレ・景気後退の影響
世界経済が不安定な時期は高級品需要が鈍る可能性も。逆に希少資産としての価値が見直され、価格が上がるケースもあります。
中国経済と連動した動き
中国は最大の消費国。経済成長が鈍化すれば相場も影響を受けるため、ニュースや市場動向を把握しておくことが重要です。
サプライチェーンの問題も影響
主な産地であるミャンマーは政治的リスクも抱えており、供給不安から価格上昇の要因になることがあります。
譲渡所得や税金の注意点
翡翠売却で得た利益が50万円以上(かつ購入から5年以内)だと、譲渡所得として課税対象になる場合があります。心配な場合は税理士や税務署に相談を。
偽物・類似石に注意
外観が似ていても「染色石」「模造石」が多く流通しています。磁石がくっつかない・硬度・音などである程度判別できますが、最終的には鑑定士に依頼を。
翡翠買取に関するFAQ(よくある質問)
翡翠はいくらで売れるのが普通ですか?
数万円~数百万円まで幅があります。特に「A貨」「インペリアルジェード(琅かん)」「高透明度」の条件がそろうと、100万円超の査定も珍しくありません。品質により大きく変動するため、個別査定が不可欠です。
自分の翡翠が本物かどうか見分ける方法は?
素人判断は危険です。簡易チェック方法として「重さ」「光の通し方」「ガラスで傷がつかないか」などがありますが、最終的には鑑別機関や専門店で鑑定を受けるのが確実です。
鑑別書がなくても買取できますか?
可能ですが、査定額は大きく下がる可能性があります。特に「A貨」であることを証明できない場合、高額査定は難しくなります。鑑別書の再取得や新規発行を検討する価値は十分にあります。
傷や欠けがある翡翠でも売れますか?
売却は可能ですが、状態によっては減額対象になります。目立たない小傷であれば問題ないケースもありますが、大きなダメージは査定額に響きやすいため、複数の業者で比較するのがおすすめです。
ネフライト(軟玉)は買取対象になりますか?
ジェダイト(硬玉)と比べると評価は下がりますが、ネフライトにも一定の需要があります。装飾品として価値のある場合は、買い取ってくれる業者も存在します。
色の薄い翡翠やオレンジ・紫色でも価値はありますか?
はい、あります。緑色以外でも、ラベンダー(紫)やアイスジェダイト(白)、オレンジ系など希少な色は一定の評価対象です。色の鮮やかさや均一性が重要になります。
どのタイミングで翡翠を売るのがベストですか?
市場が活況のとき(中国の需要が高まっている時期など)は高額査定が出やすい傾向があります。また、世界経済が安定しているタイミングや、鑑別書が手元に揃っている状態での売却が理想です。
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【結論】翡翠は「品質」と「信頼性」で査定が決まる
翡翠の買取価格は、その石が持つ本来の品質(色・透明度・種類)と、それを証明する鑑別書の有無で大きく変動します。特に「A貨かどうか」は致命的に重要。2025年現在、市場の需要は依然として旺盛であり、適切なタイミング・信頼できる業者を選ぶことで高額査定は十分に狙えます。
事前の情報収集と準備、そして慎重な業者選定が、満足のいく売却の第一歩です。
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