CWC(カボット・ウォッチ・カンパニー)の買取相場を徹底調査

腕時計と聞くと多くの人たちはロレックスやオメガ、IWCといった高級ブランド時計、G-SHOCKやアイスウォッチといったカジュアルな時計をイメージするだろう。また、最近ではスマートフォンと連動するアップルウォッチなどのスマートウォッチも人気となっている。しかし、腕時計というのは決して価格だけで人気が決まるものでも、高級ブランドの時計が品質としてもっとも優れているわけではない。

腕時計の中には高級時計以外にもアンティーク時計やヴィンテージ時計などの種類があり、それらは昔からずっと時計愛好家やコレクターといった人たちから愛されている時計でもある。そうした腕時計のひとつにミリタリーウォッチがある。ここでは時計業界の中でミリタリーウォッチとして絶大な人気を獲得している、CWC(カボット・ウォッチ・カンパニー)の買取相場についてまとめていく。

Military Watches. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

ミリタリーウォッチ人気

最近は腕時計の人気が高まってきていることもあり、ロレックスなどの高級時計も価格が高騰している。高級時計はアクセサリーとして身につけるだけではなく、一部の人たちからは投資用として購入されていることもあり、近年の高級時計市場の盛り上がりはそうした投資家による力も大きい。しかし、さきほども述べたように腕時計はなにも高級時計だけないわけではなく、一部の人たちからは実用性に優れているミリタリーウォッチの人気も高くなっている。

ミリタリーウォッチは普段身につけることもでき、プロの軍用の人たちも愛用している時計である。腕時計を買おうとする人の多くは高級時計やG-SHOCKなどのカジュアルウォッチを欲しがるが、ミリタリーウォッチの人気は昔からずっとコレクターたちや愛好家たちから愛されており、これからもその人気は続いていくといえるだろう。

CWCとは？

CWC(カボット・ウォッチ・カンパニー)は1972年に創業された時計ブランドであり、時計業界の中では高品質なミリタリーウォッチを数多く生産していることで有名だ。というのも、CWCはイギリス軍のブランチに30年以上もの間ミリタリーウォッチを供給しており、腕時計としての信頼性はほかのブランドよりもかなり高くなっている。販売されている業者も少なく、中古でもなかなかお目にかかれない希少性がある。

パーツのほとんどは時計の聖地でもあるスイスのパーツを使ってつくられており、このことからも品質は最高峰であることがわかる。しかし、その希少性ゆえにコピー品やニセモノも多く出回っている。本物のCWCにはNATO管理番号、ブロードアロー記号、シリアル番号が刻印されており、これらは買取の際にも重要なポイントとなる。

価格としてはそこまで高価というわけではないが、多くをイギリス国防省に供給しているため市場ではあまり見かけることが多くはない。プロの軍人仕様としてつくられているため、防チリや防水などの対策も完璧であり、実用性にかなり優れている時計だ。買取に出すことでそれなりの価格で売ることができるだろう。

CWCの買取相場はどのくらい？

CWCは軍用時計として人気が高く、ミリタリー好きの人たちからは絶大な人気を誇っている時計だ。しかし、一般人の多くが欲しがるのは基本的に人気と知名度が高い時計であり、やはり有名ブランドや誰もが知る馴染み深い時計を欲しがるのが事実だ。そのため、買取業者としてもあまり積極的に買取されているわけではない。

しかし、だからといってCWCの買取価格が特別低くなっているわけでもない。CWCの一般的な買取相場としては、大体10,000円～30,000円前後が相場となっているようだ。この買取相場は2020年2月のもので、今後CWCが一気に注目されることがあったり、ミリタリーウォッチの人気が急上昇したりすることがあれば一気に相場が上昇する可能性もある。

だが、今のところは上記の相場での買取が一般的であり、時計の状態もそれなりに良好であれば問題なく買取をおこなえるだろう。以下にCWCの買取価格をいくつか記載しておくので、買取の参考にしていただきたい。

• ・CWC ミリタリーウォッチSS×手巻き時計：25,000円
• ・CWC ミリタリーウォッチ 自動巻き：20,000円
• ・CWC 6645-99：15,000円

CWCの買取におすすめの業者

CWCは高級時計とはジャンルの異なった時計であり、一般層からの人気よりもミリタリー好きや時計愛好家といった人たちから好まれている時計である。買取に出すときには高級時計の買取を強化している業者よりも、時計の価値をしっかりと見極めてくれる業者や時計専門店に買取に出すのがおすすめである。だが、今では買取業者の数はとても多く、いざ買取に出すときにはどの業者に出せばいいのかわからなくなってしまう。

そこでここからは、CWCの買取におすすめの業者についてまとめていく。CWCはミリタリーウォッチとして人気なため、買取に出すときにはミリタリーウォッチの買取に強い業者に出すのがベストでもある。マイナーな時計やさまざまなジャンルの時計を買取している業者であれば十分高価買取が狙えるので、買取に出すときは知名度が高い業者がベストだと思い込まないようにしよう。

ブランドラボ

ブランドラボはブランド時計の買取に強くなっている業者ではあるが、人気ブランドだけでなくマイナーなブランドまでしっかりと相場に適正な価格で買取をおこなってくれる業者である。業者での取引価格での査定をおこなており、国内オークションや海外オークションを駆使することで他社よりもお得な買取価格を提示してくれる。知識が豊富なバイヤーがしっかりと時計の価値を見極めてくれるため、安心・信頼性の高い買取が可能となっている。

買取方法は宅配・店頭・出張の3つで対応しており、どの買取方法でも費用や手数料はまったくかからない。宅配は仕事が忙しくて時間の確保が難しい人、出張はたくさんまとめて売りたい人、店頭は即現金化を狙っている人におすすめである。

買取キング

買取キングは質屋が経営する全店直営の買取業者であり、リサイクル＆買取専門店として非常に人気が高い業者である。各分野に精通した専門スタッフがひとつつひとつの製品をしっかり査定してくれるため、誰でも安心して買取に出すことができる。買取に対応しているジャンルも豊富であり、マイナーな時計であっても問題なく買取が可能だ。もちろん、ミリタリーウォッチの買取にも適している。利用者数は18万人を超え、取扱点数は45万点以上を誇る。納得の買取を実現することができるだろう。

買取方法は宅配と店頭の2つであり、宅配買取では送料は自分での負担となっているため、ほかの無料の業者よりも不利になっている。しかし、その分買取金額が高いので送料はあまり問題ではないだろう。また、LINEでの査定もおこなっているのも魅力的だ。

トレジャーファクトリー

トレジャーファクトリーは全国に100店舗以上を展開している大型リサイクルショップだ。基本的にどんな商品であっても買取対応しており、他社で断られてしまったアイテムでも問題なく買取をおこなうことができる。上場企業が運営している業者で信頼性も高く、買取の満足度に焦点を当てているため利用者からは高い評価を獲得している。自分のライフスタイルに合わせた買取をおこなえる利便性もとても魅力的である。

買取方法は宅配・店頭・出張・引越しの4つがあり、宅配は送料無料、出張も出張費無料、店頭は即換金、引越し買取は引越し代がお得になるサービスだ。どの方法も査定料はもちろん無料であり、専門的な知識を持った鑑定士による査定を受けられるのはトレジャーファクトリーの強みである。

BUYKING

BUYKINGは買取ジャンル数が100を超えているとても利便性が高い業者であり、買取金額がアップするサービスも豊富に取りそろえている魅力的な買取業者である。買取査定にかかる時間もかなりスピーディーであり、時間がない人でも気軽に買取査定に出せるのが嬉しい。業界トップクラスの高額査定も評判が高く、強化買取をおこなっているブランドも多くて高価買取が狙いやすい。ミリタリーウォッチの買取にも定評があり、しっかりと価値を判断した価格での買取が可能だ。

買取方法は基本的に宅配買取であり、買取にかかる諸費用はすべて一切無料であり、大型買取であれば出張買取を希望することもできる。集荷ダンボールを依頼すれば自分でダンボールを用意する必要もなく、ラクチンに買取査定へ出せる。買取満足度も高くておすすめの買取業者である。

GINZA RASIN

GINZA RASINは時計買取専門店として人気を博しており、高級時計の買取においても他社よりもお得な価格で買取をおこなうことができる。もちろん、高級ブランド時計だけでなく、マイナーなブランドからミリタリーウォッチといったジャンルの時計まで幅広く買取をおこなっている。経験豊富な知識を持った鑑定士によるしっかりした査定を受けることができ、信頼性の高い買取が可能だ。豊富な販売ルートと流通ルートを駆使することで実現している高額査定は納得した買取ができるだろう。

買取方法は宅配と店頭の2つの方法で買取対応しており、宅配買取では送料や査定料は無料、店頭買取ではその場で即現金化が可能となっている。買取実績数としても時計専門店としてはトップクラスであり、安心した買取を誰でも気軽におこなうことができる。

CWCを高く売るコツ

CWCはミリタリーウォッチとはいえ、きちんと丁寧に買取をおこなおうと思えば高価買取が狙える時計である。もちろん、それには時計の状態やどのモデルを買取に出すかによっても異なるが、腕時計の買取では自分の努力次第でそれなりに買取価格を高くすることができる。CWCは希少性も高いため、買取に出すときは丁寧におこなうことが大事である。

ここからは、CWCを高く売るコツについてまとめていく。腕時計の買取はただ業者に出せば高価買取が期待できると思いがちだが、高く売るコツについて知っておくのと知らないのとでは数万円規模の差が出ることも珍しくはない。高く売りたい人はぜひチェックしてみてほしい。

時計専門店に出す

CWCを買取に出すときは、時計専門店に出すことで高価買取が期待できる。というのも、時計専門店であればマイナーなブランドであっても時計の価値をきちんと見極めた買取をおこなうことができ、買取の後に損をすることも少なくなる。高級ブランドや高く売りたいときほど、買取業者は時計専門店を選ぶようにしよう。 

金額アップサービスを利用

腕時計を高く売ろうと思うときは、金額アップのサービスを利用することが大切だ。金額アップのサービスは業者によって大きく異なっており、ある業者で実施されているサービスであっても別の業者では対応していないこともある。しかし、金額アップのサービスは20％前後のアップもあるので、できる限り買取金額アップサービスのある業者を利用するようにしよう。

CWCの査定ポイント

CWCは希少性が高い腕時計ではあるが、買取に出すときのポイントはほかの腕時計と同じである。さきほどの高く売るためのコツについても意識しておくことで、通常に買取に出すよりも高い価格での買取が可能であり、場合によっては期待以上の買取価格を実現できるだろう。しかし、そのためにはしっかりと査定ポイントについて知っておくことも求められる。

CWCの査定ポイントしては、腕時計の品質が良好であることが大事であり、箱や説明書といった付属品もすべてそろっているのが好ましい。多くの人は付属品をぞんざいに扱っており、買取に出すときに欠品していることも多いが、査定に置いては付属品の欠品は大幅な減額となってしまうことも珍しくはない。また、時計の状態としても、中古での販売に支障があればかなりの減額となってしまうので注意しておくようにしよう。

まとめ

ここではCWCの買取相場についてまとめてきた。CWCは一般的にはミリタリーウォッチとしてマニアやコレクターといった人たちから高い人気を獲得しており、特にミリタリー好きの人たちからは絶大な人気を誇る。希少性的にもほかのブランド時計よりも入手困難になっており、中古でもあまり見かけることがない。そのため、今後は買取相場が高騰する可能性がある時計でもある。

ここでは相場価格以外にも査定ポイントや高く売るために役立つ情報についてまとめており、それらはほかの商品の買取をおこなうときにも応用することができる。腕時計の買取は基本的には意識すべきポイントは似たり寄ったりなので、ここでしっかりと買取の情報を頭に入れておき、自分が買取に出すときに活用できるようにしておこう。