「UD ポートエレン」はスコットランドのアイラ島に存在していたポートエレン蒸溜所で製造された幻のスコッチ・シングルモルトウイスキーで、ボトリング会社のUD社がリリースしていたもの。市場に流通することは珍しい、非常に稀少価値のあるモルトウイスキーである。そんな滅多にお目にかかれないアイラモルト「UD ポートエレン」の買取参考相場や査定情報などをご紹介していく。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
ポートエレンのシングルモルトウイスキーの概要
ポートエレン蒸留所はすでに操業停止になっており、生産されることはなくなったが、根強い人気があり、ポートエレンの熱心なファンは多い。ここでは、まず最初に、ポートエレンのモルトウイスキーの基本情報を説明する。お手元にあるウイスキーについて深く知ることで、新たな魅力を発見できるかもしれない。
ポートエレンの蒸溜所
ポートエレンのスコッチ・シングルモルトウイスキーは、銘柄と同じ名前のポートエレン蒸溜所で製造されていたもの。地域はスコットランドのアイラ島南部、ポートエレン港の町のはずれに存在していた。1825年に創業した蒸溜所であったが、1930年から1967年まで長い間操業を休止していた。
再開されたあと、1983年を最後に完全に蒸溜所は閉鎖されてしまった。わずか16年の歳月しか生産されておらず、残された樽はUD社をはじめ、さまざまなボトラーズ会社が所有している。
各ボトラーズ会社が貯蔵するわずかに残ったポートエレンの原酒は、少量ずつではあるが、それぞれのボトラーズ会社から度々リリースされている。流通量は極めて少なく、なかなか手に入りずらいため、幻のアイラモルトとも呼ばれている。製造中止後は、麦芽だけを作るモルトスターと呼ばれる精麦の専門業社として経営を続けており、UD社系列のラガヴーリンやカリラなどの蒸溜所に供給している。
ポートエレンのシングルモルトウイスキー
シングルモルトウイスキーは、蒸溜所ごとに気候風土や独自の製法が違うため、一つとして同じものはできない。世界各地にある蒸溜所で生まれるシングルモルトウイスキーの味や香り、ティストの違いを感じ、個性豊かなさまざまなモルトの味わいが愉しめるお酒である。
ポートエレン蒸溜所は、スコットランドでもウイスキーの主要生産地であるアイラ島にあった。日本でいえば淡路島ほどの大きさの島で、複数の蒸溜所が所在する。
アイラモルトはピートと海、潮風を感じさせる、フレッシュでスモーキーな香り、複雑でスパイシーなティスト、力強く癖がある味わいが特徴だ。好き嫌いは分かれるところだが、アイラモルトらしい独特の癖にはまる人は多い。
UD ポートエレンの買取相場・査定情報
ポートエレンが貴重なお酒だということを知ってもらったところで、ここではメインの買取相場について解説する。UD ポートエレンを売るにも買うにしても、どれくらいの価格で取り引きされているのかを把握しておくと良いだろう。
UD ポートエレン
「UD ポートエレン」というのは、 ユナイテッド・ディスティラーズ社(通称:UD社)が所有するポートエレンのモルト原酒を瓶詰めしてリリースしたウイスキーのことを言う。こちらの会社はスコッチ・シングルモルトウイスキーを製造する多くの蒸溜所を傘下に持つ。
UD社が親会社でボトリングしたもので有名なシリーズが「UDレアモルト・セレクション」と「UD花と動物シリーズ」である。このラインナップで色んな蒸溜所から生まれた数々の名ウイスキーがリリースされている。
UDレアモルト・セレクションから、ポートエレンも瓶詰めされており、高品質で評判の高いウイスキーである。22年樽熟成したヴィンテージウイスキーで、幻のアイラモルトという希少性の高さから、中古市場でも年々価格が上昇中である。
UD ポートエレンの買取相場
2019年8月に買取業社の買取価格をリサーチしたところ、大黒屋のみが取り引き金額を掲載してあった。UD ポートエレン 22年 1978 レアモルトセレクションが80,000円である。ウイスキの査定評価は、市場の相場状況やお店の在庫状況、商品のコンディションや付属品の有無で大きく変動することがあるため、ウイスキーを売るときは最新の相場を確認しておこう。
最新相場は、複数の買取業社へ査定に出すことで把握できる。それぞれの査定結果を比較しながら、より好条件で取り引きができそうな業社へ買取りに出すと良い。
お店側もほしいと思える高価格で売れるレアモルトなので、査定結果を伝えて、上手に値段交渉をしてみるのも賢く売る方法の一つ。買取りの際には交渉はよくおこなわれることなので、遠慮なく交渉をすすめてみよう。
大黒屋は年間150万件以上の買取実績があり、全国に200店舗をもつ業界最大手の業者である。お酒の知識も豊富で、専門の鑑定士が在籍するので安心して買取りができる。店頭買取と宅配買取に対応しており、宅配買取は損害補償の輸送保険付きで、運送や保険料もすべて無料で提供している。
UD ポートエレンを高く買取してもらうコツ
UD ポートエレンを高く買取りしてもらうには、知っておくべきことがいくつかある。これからご紹介する高価買取のテクニックを身につけて、満足のいく売却を目指してみてほしい。
冊子や箱などの付属品を用意しておく
UD ポートエレンを査定に出すときは、ウイスキーボトルのみより、買ったときに付いていた冊子や箱などの付属品を付けた方が、より高く売れる。付属品の有無が査定金額に響くのだから、そろえてから査定依頼をすると良い。箱は保存の際にも本体につくホコリや汚れ、破損などのトラブル予防にもなるため、次にウイスキーを購入するときも、捨てないで保管しておこう。
査定前に綺麗に掃除をしておく
ホコリがついたままの箱や、汚れをそのままにしているウイスキーボトルを査定に出しても、せっかくの価値が高いレアモルトでも金額は下げられてしまう。できる範囲でホコリや落ちる汚れは除去しておくと良い。綺麗な見た目であれば、査定スタッフに良い印象を与えられるので、価値もさらに上がるだろう。
まとめ売りや業者のキャンペーンを利用する
ネットが普及する前まで、物を売る際は売りたい品物を業者の店舗まで持ち込みして売るのが一般的であった。しかし、いまではネットから申し込める宅配買取や出張買取などの利用しやすいサービスが増え、中古市場も活況中である。
ただ、宅配料や出張料、キャンセル料、振込手数料などを無料で提供している業者も多く、サービスが増えるほど人件費や経費などのコスト負担が大きくかかってしまう。買取業者側の気持ちとしては、1点ずつ売ってもらうより、まとめて売ってもらった方がコスト負担が抑えられるので喜ばれる。コストカット分を買取金額に上乗せしてくれる業者もあるので、飲まないお酒があるならまとめ売りがおすすめである。
早めに買取に出す
価値のある飲まなくなったウイスキーを置いていても、片付ける際にキズや破損のトラブルが発生したり、品質が劣化することもあり、長期保管をしていると大きく価値を下げてしまうリスクもある。また、ウイスキーブームの価格が高騰しているうちに、手早く売ってしまった方が高く売れるだろう。いつブームが去るかわからないので、売ろうと考えたときに査定に出す準備を開始しよう。
宅配買取を利用する際は梱包に気をつける
近所にお酒を取り扱っている買取業者がないという人も多く、全国各地から物品を売る宅配買取を活用する人も少数ではないだろう。便利な宅配買取であるが、気をつけたいのは商品を発送するときの梱包の方法。
ウイスキーは割れ物であるため、厳重にしっかりと梱包をして、キズや破損を防ぐようにしなければいけない。商品の状態が発送時に悪くなってしまうと査定金額に響くので注意しよう。
梱包するときは、ボトルが割れないように梱包材で必ず包むようにし、ダンボールと商品の間には隙間なく梱包材を埋め尽くすと固定されるので安全だ。梱包が終わったら、割れ物であることを知らせるシールなどを貼っておくと良い。
おすすめのお酒に強い買取業社
最後に、お酒に特化した買取業社を厳選して紹介していく。ウイスキーの買取実績が豊富で、長年のノウハウのある業者なので、気になるお店があれば一度査定に出してみると良いだろう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国に500店舗以上のお店をかまえるおたからやは、ウイスキーやブランデーなどの色んな洋酒を取り扱っている。ウイスキーの銘柄や人気度・知名度、年代などのいろんな視点から査定評価をしてもらえる。
おたからやは、大幅なコスト削減に努力し、独自の販売ルートを確立していることから、高価査定が引き出しやすい業者である。鑑定技術に優れた目利きのできる鑑定スタッフが常駐しているので、高価買取を狙いたい人はおたからやを利用してみると良いだろう。出張買取と宅配買取、店頭買取に対応しており、ライフスタイルに合わせて売り方を選んでみよう。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスは、高級ウイスキーやブランデー、ワインなどの幅広い古酒の買取りをおこなっている。ラベルがボロボロの状態でも、ホコリがついている状態の良くないものでも査定対象にしている。状態が良くなくてあきらめていた古酒も現金化できるかもしれないので、無料の査定に出してみて、売れるかどうかを確かめてみるといい。
レッドバッカスでは、お得に買取りができるキャンペーンを定期的に実施している。売るときに、ホームページを一度チェックしてみよう。買取方法は出張買取と宅配買取、店頭買取の3タイプから選択することが可能。査定から買取りまでがスピーディーなところが大好評で、とにかく早く売りたいという人におすすめのお店だ。
まとめ
UD ポートエレンを作っていた蒸溜所は閉鎖されたため、もう生産されることはない幻のウイスキーとなってしまった。ウイスキーの評価も高く、コレクターもほしがる一品だ。
価格が高騰しやすい商品で、査定金額も大きく変動することもあるだろう。買取りに出す際は数社へ査定に出し、金額を比較したうえで、最終的に一番条件の良い買取業者を選ぶべきである。本コラムを参考に、納得のいく取引きにつなげよう。