貨幣や紙幣といった昔のお金は、古銭・コインの専門店に持ち込むことで確実に現金化のできるカテゴリだ。古美術品のように贋作のない昔のお金は、収集による失敗の起こりにくい利点により安全性の高いコレクターズアイテムとして知られている。また2013年~2014年にかけては第4次コインブームやアンティークコイン投資人気が最高潮を迎えているため、さまざまなWEBメディアを通して昔のお金の価値に注目する人も多い時代であると言えるだろう。
今回は、遺品整理などのタイミングで昔のお金を手放そうと考えている皆さんと一緒に、このカテゴリの買取相場や査定情報を確認していく。
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高く売れる昔のお金の買取実績、買取相場
各ショップで公開されている買取相場を調べてみると、昔のお金が世界中の富裕層によって注目・投資されるコレクターズアイテムであることも納得しやすくなる。
旧金貨
江戸時代に使われていた一分銀や小判から、西洋式円形貨幣に変わった時期に作られた旧金貨は、明治以降の昔のお金の中で最も高価買取実績の多い存在だ。溶解などによって現存数が限られてしまった明治3年~明治25年の旧20年金貨の中には、3,000,000円以上の高額査定がつくことも珍しくない。また発行枚数が最も少ない明治10年製については、海外オークションなどで2,000万円以上の高値になるケースもあるようだ。
1円金貨
200万枚の発行だった1円金貨も、製造年によって買取額が大きく異なる形となる。明治4年に作られた1円金貨には、15,000円~25,000円ほどの査定しかつかない。これに対して現存数の少ない明治9年製については、希少性の高さによって200,000円~250,000円ほどの高額査定も期待できるそうだ。
旧銀貨
地金の価値が低くなってしまう旧銀貨になると、買取相場もかなり下がってしまう。しかし僅か13万枚しか発行されなかった明治8年発行の1円銀貨については、希少性の高さにより10,000円~12,000円ほどの査定額が期待できる。また世界的なコイン投資家が集うオークションでは明治の1円銀貨に数百万円もの落札額がついたこともあるため、販売ルートの豊富なショップに持ち込むことも必要だと言えるだろう。
紙幣
火災などによって簡単に消滅してしまう紙幣は、価額とは無関係とも言える高額査定の多いカテゴリだ。明治初期に発行されていた国立銀行券の場合は、大蛇の描かれた20円紙幣が1,000,000円以上の査定になることもある。また人気テレビ番組・開運なんでも鑑定団では、5円の国立銀行券に1,750,000円もの鑑定額を付けているため、査定士やショップの需要によっても価値判断は大きく異なると考えて良さそうだ。
記念硬貨
オリンピックやワールドカップ、皇室記念行事などのタイミングで発行される記念硬貨は、旧金貨、旧銀貨、大判、小判などと比べてプレミアの付きにくい存在だ。しかし記念硬貨買取に積極的な業者に持ち込むと、天皇即位10万円金貨に30%アップの130,000円前後の査定がつくこともある。また発行枚数の少ない長野五輪や博覧会関連の1万円金貨は投資的価値の高いことでも知られているため、古いお金を初めて収集する人にも狙い目とも言えるカテゴリになることだろう。
大判・小判
16世紀以降の日本で作られていた大判や小判は、希少性と歴史的価値により世界中のコレクターが注目する存在だ。大判の中で最もサイズの大きい天正長大判については、1枚10,000,000円前後の価値が期待できる。こういった大判や小判を高値で売るためには、買取業者の資金力も大事なポイントとなるため、なるべく多くのショップに問合せをしながら価格交渉を進めるべきと言えるだろう。
海外のコイン
昔のお金の買取を積極的に行なうショップでは、外国で発行されたアンティークコインの持ち込みも歓迎している。カナダ王室造幣局によって発行されたプラチナメープルリーフコインは、最も重い1オンスに100,000円~150,000円前後の高額査定がつく。また北朝鮮独立40年記念金貨については4点セットに300,000円近い査定になることもあるため、日本だけでなく海外の記念硬貨にも収集のメリットは高いと捉えて良さそうだ。
昔のお金を高く売るために実践して欲しいこと
昔のお金を高価買取に繋げたコレクター達は、下記3つのポイントを徹底して売却に向けた行動を起こしている。
不要ならすぐに売る
第4次コインブームから3年ほど経ってしまった現在は、世界のオークションで昔のお金の落札額を上げるコレクター達の勢いも下降気味になっている。こういった市場動向は買取相場に大きな影響を及ぼす要素となるため、所有している昔のお金に需要のあるうちに売却する勇気も賢い売買の秘訣だと言えるだろう。
コンディションを維持する
材質によっては黒ずみなどが生じる昔のお金は、手袋などを使って「手垢を付けないこと」や「柔らかい布で定期的に拭くこと」といった心掛けがコンディションの維持に繋がると言われている。特殊な薬液などを使って磨いてしまうと、古銭やコインに摩耗や擦れが生じる可能性もあるため注意が必要だ。
付属品も忘れずに
外箱、説明書、鑑定書といった付属品があれば、多くの業者が設定する買取上限額での査定が可能となる。特に記念硬貨の場合は、外箱は必須と考える業者がほとんどのため、購入時に入っていた付属品があれば全て一緒に持ち込むべきだと言えるだろう。
相見積もりも必要不可欠
業者の好みや資金力が大きく価格を左右する古いお金は、必ず複数のショップに問合せをして相見積もりを行なうべき存在だ。相見積もりによる比較検討をせずに売却をすると、数万~数十万円もの損をする可能性も出てくる。また他社の査定額がわかれば価格交渉もしやすくなるため、世界のコレクターが注目する人気アイテムである自信を持って積極的に査定士とのコミュニケーションを図ってみて欲しい。
昔のお金の買取に積極的な業者 まとめ
昔のお金を高く売るなら、高価買取実績の豊富な下記の業者に問合せをしてみよう。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「中居正広のミニなる図書館」や「情報ライブミヤネ屋」などでも紹介されるおたからやは、古いお金の買取を得意とする話題の専門店だ。サイト内では、人気の高い慶長小判金や慶長小判金などの買取上限額が公開されているため、売却に向けた情報源としても活用度の高いショップになることだろう。
有馬堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大判小判、記念硬貨などの買取額の調査をするなら、買取価格の一覧表が充実している有馬堂のサイトもチェックしてみて欲しい。良心的な対応で知られる有馬堂では、日本全国全ての地域に出張査定を行っている。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんは、幅広い昔のお金の買取品目で知られる人気の専門店だ。サイトの中では、エラー銭買取の情報も公開されている。折れ、曲がり、汚れがあっても査定可能な福ちゃんは、コンディションの悪い昔のお金の扱いに悩む皆さんでも利用のしやすい業者になることだろう。
買取プレミアム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「価値が不明な大量古銭もOK」とする買取プレミアムは、遺品整理のタイミングで利用するユーザの多い専門店だ。折り目や破れの生じた古紙幣も歓迎しているため、売却を諦めかけているユーザにとっても有り難い業者であると言えるだろう。買取プレミアムのサイトは、参考買取価格についても大変充実している。
まとめ
第4次コインブームが下火になってしまった現在では、昔のお金の買取に積極的な業者を探すことが満足度の高い取引を生むと考えられる。また近頃では、買取価格の一覧表をサイト内で公開する業者も増えているため、スマートフォンを上手に活用して各社の情報をチェックすることもより良い査定に繋げるコツだと言えるだろう。買取相場の収集がスムーズにできない時には、キーワード検索で再考買取価格のわかる当サイト・ヒカカク!も使ってみてほしい。