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廃棄物処理業者見積りサイト「リサイクルハブ」が、「有価取引マッチング情報掲示板」ベータ版を公開

読了目安:6分
更新日:2020/11/12
公開日:2018/01/12
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リサイクルハブが「有価取引マッチング情報掲示板」のベータ版の運営を開始した。すでに廃プラスチックなどの案件が掲示されており、有益な取引を生み出す期待大。事業者の方必見だ。

リサイクルハブって、何?

リサイクルハブとは、廃棄物を排出する業者とリサイクル業者を結びつけることを主目的とした、廃棄物リサイクルの総合情報ポータルサイトである。

どんなことができるの?

3,000社以上の産業廃棄物処理業者&リサイクル会社について検索し、品目・費用・リサイクル方法・各種好適証人などの情報を照会できる。複数の事業者へ、廃棄物処理の一括見積り依頼を出すことも可能。見積もりは無料で、誰でも利用可能。他にも、業者が廃棄物処理業者を選ぶのに役立つ基礎知識や業界ニュースを体系的にまとめ、発信する活動も行なっている。

有価取引マッチング情報掲示板について

今回新たに始まった「有価取引マッチング情報掲示板」は、廃棄物排出事業者とリサイクル業者を結びつける新しい試み。廃棄物排出業者は、処理に困っている廃棄物を掲示板に掲載し買取り、または無料引取りをしてくれるリサイクル業者を募る

契約から引き渡しまでサポート

それとは逆に、リサイクル業者や素材メーカー側から買い取りたい廃棄物を掲載し、ニーズに合った廃棄物を出す業者を探し求める事も可能だ。両社の間は、専門知識を有するコーディネーターが仲介し、契約から引渡しまでサポートしてくれる。

また、有価取引マッチング情報掲示板には、リサイクルハブに登録していない業者でも案件を掲載可能。リサイクルハブ側もウェブ広告等を積極的に展開し、マッチング率向上を狙っている。

様々な商材の買取を募集している

掲示板利用は、リサイクルハブの公式ホームページ上部メニューの「有価取引情報」から。例として掲載されている情報を見てみると、廃棄物排出業者からは「ペットボトルフィルムなどのプラスチック」「アルミ蒸着シート」「そばがら」を買取募集中だ。リサイクル業者からは、「ブラスチック素材(梱包素材・包装用フィルムなど)」「電子機器(パソコン本体や周辺機器・スマホなど)」「紙類(コピー用紙・ダンボールなど)」を、無償もしくは有価で買取できる可能性が高い品目として挙げている。

手数料について

手数料は、廃棄物売却益の20〜50%従来費用をかけて処理していた廃棄物が利益に変わるチャンスだ。

廃プラスチックを買い取ってどうする?リサイクルで利益を生むまで

従来お金を払って引き取ってもらっていた廃棄物を買い取ってもらうというのは、不思議な感覚かもしれない。どうしてそんな事ができるのか、その背景には長年発達してきたリサイクル技術がある

買取できる可能性が高い品目として挙げられた廃プラスチック素材を例に見てみよう。廃プラスチックのリサイクル法は様々だが、大別すると「マテリアルリサイクル」「ケミカルリサイクル」「サーマルリサイクル」の3通りである。

マテリアルリサイクル

マテリアルリサイクルでは、基本的に廃プラスチックを洗浄したり粉砕したりして、フレークやペレットと呼ばれる再生原料にする。そして各業者へ送られて、融解&成形。作業服・洗剤のボトル・防草シートといった製品に生まれ変わる。技術進化により衛生的問題も解決されており、マテリアルリサイクルによる飲料用ペットボトル製造も可能だ。

ケミカルリサイクル

ケミカルリサイクルには、ガス化、高炉やコークス炉の燃料化などがある。ガス化では、廃プラスチックを粉砕&成形した後、熱された砂の循環する低温ガス化炉で燃やす。すると廃プラスチックは分解され、一酸化炭素・炭化水素・水素などに変化。そのまま今度は高温ガス化炉移動し、蒸気と反応して一酸化炭素と水素の合成ガスになる。その後一気に冷やし、残存する塩化水素などをガス洗浄設備取り除き、合成ガスの完成。水素・アンモニア・酢酸といった化学工業製品の原料などに利用される。

サーマルリサイクル

サーマルリサイクルのサーマルという言葉は「熱的」という意味。サーマルリサイクルとは、廃プラスチックを燃やす材料にして、熱エネルギーを得るリサイクル方法を指す。得た焼却熱を使ってセメントを焼成したり、「ゴミ焼却発電」として電力を作ったりといった事が可能になる。また、廃プラスチックを古紙と混ぜ合わせて固形燃料を作ることもでき、化石燃料の代替品として注目されている。

ゴミを資源に!

このように様々に利用できる上、有価取引マッチング情報掲示板でやりとりするような「産業系廃プラスチック」は、一般系廃プラスチックよりも品質・排出量の両面で安定する。排出した業者にとってゴミであっても、設備の揃ったリサイクル業者にとっては素晴らしい資源なのだ。

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倫理的消費への感心の高まりが、有価取引マッチング情報掲示板に吹く追い風に

倫理的消費とは、社会や環境に配慮した消費行動を指す言葉。身近な例だと、エコマークのついた商品を意識的に購入する行為などが挙げられる。

環境問題の意識がサイト発展の一因

地球温暖化など環境に関わる諸問題の解決に取り組み、社会を持続可能なものにしていく必要性は常に叫ばれているが、実際の人々はどう感じているのだろうか。それが分かるのが、2015年9月に内閣府が行った「消費者行政の推進に関する世論調査」。この調査によると、社会的課題の改善へつながることを意識して商品やサービスを選択しようと思っている人は、全体の約65%だった。半数以上の人が、倫理的消費に興味を持っていることが分かる。これは事業者にとって無視できない数値だ。

今後も悪化していく諸問題を受け、マスメディアや国による呼びかけが強化されていく可能性は高い。現状、大半の消費者が商品やサービスを選ぶ際に重視しているのは、品質や価格といった面。しかし、近い未来に倫理度とでも言うべき新たなものさしが存在感を増していくことは十分あり得る。こうした潮流は、有価取引マッチング情報掲示板を使うもう一つの理由として考えられるだろう。

倫理的消費のメリットはたくさん!見逃せない今後のトレンドか?

倫理的消費をするメリットは、社会へ奉仕できるという点だけではない。一般消費者にとって、環境に配慮した行動を怠ることは、いずれ生活環境の悪化や資源の枯渇による価格上昇を招く。

企業のイメージアップにもなる

事業者であれば、倫理的な消費活動は企業のイメージアップに繋がる。企業の社会的責任を特に重視する消費者から見れば、それ自体が他社との差別化になり、競争力を高める強み。従業員にとっても、今生きている人だけでなく未来の役に立てると働きがいを感じる。また、商品やサービスの供給工程を透明化することにも繋がり、評判リスクが減少。信用度が増し、企業の中長期的な基盤を支える。

行政も、倫理的消費を消費者と事業者がWin-Winの関係になれるもの、経済活性化、国民的な財産に繋がるものと位置づけ推奨している。消費者庁主導による、意見交換会や情報発信なども活発だ。今後、倫理的企業の優遇など、倫理的な観点による政策等見直しの流れが起こる可能性も否定できない。

こうして考えると、有価取引マッチング情報掲示板を利用することは、多面的に個々の業者的にも国民全体的にもメリットのあること。本格始動へ向けて準備を進められているので、ぜひ利用して地球のエコな循環を促進しよう

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