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金券ショップの商売の稼ぎ方・ビジネスモデルとは?業界の市場規模はまだ伸びる?

読了目安:10分
更新日:2020/12/25
公開日:2019/05/08
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駅前やショッピングモールなどでよく見かける金券ショップ。定価以下で金券や映画のチケット、新幹線のチケットなどを購入できるということもあり、実際に利用したことがある方も多いのではないだろうか。

定価以下での販売が多い金券ショップでは、どのような方法で利益を得ているのだろうか。金券ショップの稼ぎ方、ビジネスモデルについてご紹介する。さらに事情規模の今後についてもご紹介するので、金券ショップの独立、開業などを考えている方はぜひ参考にしてほしい。

金券ショップの商売の稼ぎ方・ビジネスモデルとは?業界の市場規模はまだ伸びる?

金券ショップで金券を安く購入できる理由

まずは金券ショップがどうして金券やチケットを安く販売しているのか、その理由についてチェックしていこう。

定価より安く金券を買取している

金券ショップでは販売だけでなく買取もおこなっている。金券ショップに不要になった金券やチケットを持ち込むことで、その場で買取してもらうことができる。定価を超えるような金額になることはほとんどないが、使用期限がギリギリだったり、さっさと手放して現金にしてしまいたいという方はよく金券ショップに金券やチケットを買取してもらっているようだ。

10,000円の新幹線のチケットであれば、9,000円程度での買取金額となることが多い。買取業者は高く買取することをアピールする傾向にあるが、金券ショップではそのようなことはほとんどなく、売却する側もある程度安くなることは覚悟しているようだ。

独自のルートから仕入れた金券を売っている

金券ショップでは毎日大量の金券やチケットが取引されている。一般の方から1枚、2枚程度買取しているだけでは、商品の品ぞろえがあっという間に悪くなってしまう。そのため、個人から買取するだけでなく独自のルートから金券やチケットを仕入れているという金券ショップは多い

一般企業などから、不要になってしまったチケットを大量に安く仕入れることで、商品の品ぞろえを豊富にすることができ、また低いコストで仕入れをおこなうことができるのだ。このルートは独自に開拓していくしかないが、フランチャイズの場合ならあらかじめ取引先が用意されている可能性もある。

ビジネスモデルは薄利多売が基本

金券ショップのビジネスモデルについて考えていこう。昔から駅前にある金券ショップを見て、あんなに安いのにどうして潰れないんだろう、と思ったことはないだろうか。

金券ショップでは一度の取引で高い利益を生み出すことはできないが、回転率や立地を考えることで利益を上げることができる。薄利多売を基本として、よりうまく経営できるように考える必要がある。

金券ショップの利益

金券ショップの売上は、一枚の金券、チケットにつき2%~5%、平均して3%程度と言われている。10,000円の金券を10枚売っても3,000円程度の利益しか上げることができず、これだけ見ると金券ショップで稼ぐのは難しいと感じるだろう。

金券ショップで稼ぐには、できるだけ多くの金券やチケットを売りさばく必要がある。1日に200万円を売り上げれば、その利益は60,000円。一見少なくも感じるが、一ヶ月で考えると75万円以上となる。ここから人件費、家賃などを差し引いても、十分に利益を上げることができるだろう。

駅前など好立地の場所で回転率を上げる

金券ショップは駅前やショッピングモールなどで見かけることが多い。このように、金券ショップは人通りの多い好立地な場所を選んで営業する必要がある。

金券ショップで成功するにはできるだけたくさんの人に金券やチケットを買ってもらわなければならない。家賃が安いからといって人通りの少ない場所を選んでしまうと、回転率も悪くなりあっという間に経営が苦しくなってしまうだろう。

ひっきりなしにどんな時間でも人が通るような場所を選んで金券ショップを経営するようにしよう。このような場所は家賃が非常に高いというデメリットがあるが、金券ショップはショーケースひとつが入れば十分経営を続けることができる。できるだけ小さめの面積の場所を借りて、少しでも家賃を浮かせられるようにしていこう。

場所、ターゲットに合わせて豊富な品ぞろえが必要

金券ショップでは品ぞろえを常に豊富にしておくことは必須である。その金券やチケットを必要としている人のもとへ届かなければ、せっかくそろえた金券、チケットも無駄になってしまう。少しでも売上をよくするためには、その場所やターゲットに合わせた品ぞろえを考える必要もある

ビジネス街に店舗を構えている場合は新幹線や飛行機のチケットなどの品ぞろえを豊富にすることで、出張費を少しでも安くおさえたいという個人、また企業から利用される機会が増えるだろう。ショッピングモールに店舗を構えているのなら、商品券や映画のチケットなど主婦や家族連れに人気のあるチケットをそろえることをおすすめする。

また、店舗を構える場所に限らず、幅広いジャンルのチケットを取りそろえておくことは非常に重要だ。一度品ぞろえが豊富だというイメージを抱いてもらうことができれば「別の店舗にはなかったけどあの店舗にはあるかもしれない」と、ユーザーに足を運んでもらうことができる。リピーターを狙うためにも、できるだけたくさんのチケットを仕入れて常に店頭に出しておくようにしよう。

業界の市場規模は縮小傾向にある

金券ショップの市場規模は、現在縮小傾向にあるのをご存じだろうか。一時期は金券ショップにチケットや金券を売りたいという人も多かったが、最近ではそもそもの金券やチケットを仕入れることも難しくなっている。

インターネットで気軽に金券やチケットを購入できるようになったため、金券ショップにまで出向いて購入したいと考える人が少なくなったことも市場縮小の原因の一つである。金券ショップが今後生き残るためには、これまでのような経営ではなく、新しい戦略を見出していく必要がある

バブル期に大成功した金券ショップ

金券ショップは、バブル期にはかなり盛況していた。会社から支給された新幹線のチケットなどを金券ショップで買取してもらい、換金した現金で安い方法で出張に行ったり、カラ出張として領収書を切るなどの方法を取る人が多かったのである。現在ではこのような方法にはかなり企業も厳しくなっているが、それでもいまだにこのような使い方をしている方は多い。

また、クレジットカードで購入した金券、チケットを金券ショップに買取してもらうことで現金化したいという方も多いようだ。買取金額は購入時よりも低くなってしまうが、どうしても現金がすぐに必要というときには役立つ方法と言えるだろう。これらはバブル期にはよく利用されてきた手段だが、不況が進むにつれて新幹線のチケットなども売りにくくなり、同時に仕入れるのも難しくなってきている。

現在はチケットレス化により苦戦

金券ショップが苦戦しているのは不況によるものだけではない。現在はチケットレス化がどこでも進んでおり、そもそものチケットを買取して販売すること自体が難しくなっているのだ。

ハイウェイカード、映画のチケット、新幹線のチケットまでもチケットを持たずに利用できるようになった。スマホさえあればチケット代わりになったり、スマホに送られてきたQRコードを利用して入場できる施設も多い。このようなデジタルのチケットは、インターネットで取引をおこなうこともできるためわざわざ金券ショップを挟む必要がなくなり、個人間でのやりとりも増えてきているのだ。

金券以外の買取販売が重要に

金券ショップが今後生き残っていくためには、金券以外の商品にも目を向ける必要がある。金券やチケットなどは前述のとおり仕入れるのも販売するのも難しくなってきている。そのため外貨の両替、金、プラチナなど高級金属の買取販売など、金券以外のものも買取可能、また販売していることをアピールするようにしていこう

金券ショップの中には、ブランド品などの買取販売に切り替えて金券の取り扱いを完全にやめたという店舗もある。金券以外のものとして何を取り扱うか、どれくらいの比重で取り扱うのかを慎重に考えていくことで、不況の業界の中でも生き残っていくことができるだろう。

インターネットを利用する金券ショップも

金券ショップは駅前やショッピングモールなどで営業しているイメージが強いが、それだけだとどうしても見てもらう人の数にも限界があり、売上を延ばすことができない。さらに売上をよくするためには、インターネットを利用しない手はないだろう

ネットで金券やチケットを出品することで、日本中の人に見てもらうことができる。その分売上もよくなっていくことは間違いないだろう。金券やチケットの出品を禁止しているサイトやアプリもあるので、十分に注意して金券やチケットの出品が可能なECサイト、オークションサイトなどを利用するようにしよう。

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金券ショップのフランチャイズも存在する

金券ショップをいきなり営業するのは、現在ではリスクの大きい選択である。しかしフランチャイズという選択を取ることで、円滑に開業、独立までの道を進むことができるかもしれない。フランチャイズにはメリットだけでなくデメリットもあるので、あとから後悔しない選択をすることが大切だ。

フランチャイズのメリット

まずは金券ショップのフランチャイズのメリットについて簡単にチェックしてみよう。フランチャイズで開業する場合は、金券ショップの業界にたずさわったことがなくてもしっかりノウハウを教えてもらうことができる

最初に研修などがある店舗も多く、しっかりとした共通のマニュアルを作成してもらうことも可能だ。これまで金券ショップで働いたことがない、買取販売の知識がないという方でも安心して開業できるためおすすめだ。

金券ショップのフランチャイズでは、金券、チケットの買取販売といったことだけでなく、経営のノウハウそのものを知ることもできる。今後金券ショップとしての経営をやめてしまったとしても、このような知識は役に立つことだろう。特にフランチャイズから独立を目指しているという方は、経営のノウハウをより丁寧に教えてくれるフランチャイズを選ぶ必要がある。

フランチャイズに加盟すると、宣伝や仕入先などはすべてフランチャイズが管理してくれる。店舗としての知名度もある程度あるため、最初から集客率が高くなりやすい。仕入先などはあまり考える必要がなく、店舗の運営に力を入れることができる。知名度、宣伝はフランチャイズに任せて、あとは地域に愛される店舗作りに専念できるというのは大きなメリットと言えるだろう。

フランチャイズのデメリット

金券ショップのフランチャイズにはメリットが多いが、デメリットにも注意しておく必要がある。フランチャイズが指定した仕入先から仕入れる、またフランチャイズが仕入れた金券やチケットを卸すだけという方針のフランチャイズもあるため、好きに仕入れたり自由に経営をすることは難しい。すでに仕入先のルートを考えている、あてがあるという場合にはフランチャイズに加盟することで思うように経営できない可能性があるので注意が必要だ。

フランチャイズに加盟している間は、売上の善し悪しにかかわらずロイヤリティを支払う必要がある。フランチャイズによっては売上によってロイヤリティを考慮してくれる場合もあるが、長く売上が悪い状態が続くと赤字になってしまう。

毎月の支払いだけでなくフランチャイズに加盟する際の入会金や研修、マニュアルの費用などもかかる。フランチャイズに加盟すると初期費用を安くおさえることができるが、それでもある程度の資金は必要と考えておいた方が良いだろう。

まとめ

金券ショップの稼ぎ方、業界の市場規模などについてご紹介した。金券ショップは一度の取引による利益は少ないものの、数をこなすことで利益を上げていくことができる

より多くの人の目に止まるような場所に店舗をかまえ、場所によって力を入れるジャンルを考えたり、金券やチケット以外の商品についても考える必要がある。今後金券ショップが生き残っていくためには、新たなアイデアも必要になるため、失敗しない方法を選択できるように慎重に準備を進めていこう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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