いらないものを買取してもらう際に、住民票の提出を求められて不安を感じた方はいないだろうか。業者に個人情報を預けるとなると、警戒してしまうこともあるだろう。そんな方のために、今回は買取時の住民票の扱いについて解説していく。
住民票が悪用される可能性や、悪用を防止する方法を紹介する。そのほか、安全に利用できる買取業者もまとめた。なお、ここで紹介する情報は2022年1月26日時点のものである。
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買取時に必要な書類とは
買取の際には、本人確認書類が必要になる。本人確認書類として認められるものの例は、以下のとおりだ。
- ・住民票
- ・運転免許証
- ・運転経歴証明書
- ・パスポート
- ・健康保険証
- ・特別永住者証明書
- ・住民基本台帳カード
- など
このほか、18歳未満(および高校生)の場合は保護者の同意書、本人以外が売る場合は委任状が必要となる。
なお、マイナンバーカードは提出しないようにしよう。マイナンバーを記録することは禁じられており、業者側がマイナンバーカードを受け取ることができないためだ。
そもそもなぜ買取時に住民票が必要なのか
買取してもらうだけなのに、なぜ住民票などの本人確認書類が必要なのか、疑問に思う方もいるだろう。ここからは、買取の際に本人確認書類が必要な理由を解説していく。
古物営業法で決まっているから
不要品の買取に関するルールは古物営業法によって定められている。すべての買取業者は古物営業法に従って営業しており、ルールに従わない場合は法律違反となってしまう。買取の際に本人確認書類が必要なのも、古物営業法で定められているためだ。
住居・指名・職業・年齢の4点を確認しなければいけないのである。これらの情報を受け取った業者は、帳簿に記載して保管しておく義務があるのだ。
犯罪防止のため
そもそも、なぜ古物営業法で本人確認書類の確認が義務づけられているのだろうか。これは、万が一の犯罪に備えるためである。
もしも買取したものが盗品だった場合、売却した人物を特定しなければいけない。売却した人物の情報がない場合、被害の回復が遅れてしまう。また、本人確認書類の提出を求めることで、犯罪の抑止にもつながる。これらの理由から、買取の際には本人確認書類を確認しなければいけないのだ。
住民票が不要な場合もある
買取の際には住民票などの本人確認書類が必要と述べたが、提出が必要ない場合もある。買取金額が10,000円未満の場合だ。
ただし、以下の品目は買取金額にかかわらず本人確認書類が必要となる。
- ・ゲームソフト
- ・CD・DVD・BD
- ・書籍
- ・自動二輪車・原動機付自動車
住民票・個人情報の悪用を予防するにはどうする?
買取業者は収集した個人情報を適切に保管しておく義務がある。そのため、悪用される可能性は低いが、売る側としては不安に思ってしまうこともあるだろう。そのため、個人情報の悪用を予防するために、売る側が意識できることをまとめた。
古物商許可がある業者か確認
不要品を買取するには、必ず古物商許可を得なければいけない。古物商許可がない業者は違法業者である。そのため、買取業者を利用する際には古物商許可があるかを確認しておこう。
多くの場合はホームページに記載されているのでチェックしておくとよい。ホームページの最下部や運営会社情報などに「〇〇公安委員会許可 ××××××××号」といった記載があれば、古物商許可がある業者だ。
プライバシーマークを取得している業者ならより安全
業者によってはプライバシーマークを取得していることがある。プライバシーマークとは、財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が定めているもので、日本工業規格の「JIS Q 15001(個人情報保護マネジメントシステム)」を満たしている業者が使えるマークだ。
プライバシーマークを取得することで、個人情報の保護と管理を適切におこなっていることを証明できる。さらに、プライバシーマークには更新制度があるため、継続して取得しているなら信頼できる業者といえるだろう。
プライバシーマークがない場合は、業者のプライバシーポリシーをチェックしておくとよいだろう。業者の個人情報の取り扱いについてまとめられている。
スマホやパソコンを売る場合はデータ削除してくれる業者に
今回の記事のテーマとは少々それるが、スマホやパソコンを売る場合は、データの管理も気になるところだ。売却したあとに個人情報を引き抜かれる可能性がないとは言い切れない。
そのため、スマホやパソコンを売るときには、しっかりとデータ削除してくれる業者に売ることをおすすめする。スマホやパソコンを売るときには自分で初期化しなければいけないが、業者によっては買取後に特殊な技術で完璧にデータを削除してくれる。
自分のセキュリティ意識も高くする
業者の選び方のほかにも、自身のセキュリティ意識を高めることで、さらに個人情報の悪用を予防できる。自分でできることについて見ていこう。
郵便や宅配で送る場合は送り先を確認する
宅配買取を利用する場合には、郵送で本人確認書類を送る場合がある。そのときには、送り先をしっかりと確認しよう。送り先を誤って業者以外の人物に個人情報を見られると、悪用されてしまう可能性がある。
アップロードする場合の注意点
業者によっては、本人確認書類の画像をアップロードするように求めてくる場合もある。その場合は、フリーWi-Fiを使わないほうがよい。フリーWi-Fiはデータがのぞき見される可能性がある。さらに、なりすましのアクセスポイントもあり、端末に侵入されてしまうこともあるのだ。
また、SSLを導入している業者なら安心だ。SSLとは、データを暗号化して送受信するシステムのこと。SSLなら、個人情報のやりとりも安全におこなえる。
安心して利用できる買取業者6選
最後に、安心して利用できる業者を紹介していこう。安心できるポイントや買取に関する情報などをまとめているので、業者選びで迷っている方は参考にしてほしい。
神奈川のブックオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大手リユース業者のブックオフは、中古本や家電などさまざまなものを買取している。気軽になんでも売れるので、大量の不要品をまとめて処分したいときにも役に立つ。店舗数が多く、全国各地に店舗があるのも強みだ。
大手業者ということで、安心して利用しやすい業者。各社に個人情報を取り扱う管理責任者を置いており、万全のセキュリティ対策をおこなった上で個人情報を管理しているのが特徴。スマホやパソコンの買取の際には、空データの上書きによって完全にデータを削除してくれる。
買取方法は宅配・店頭・出張買取の3種類ある。店頭買取の際は、アプリによるキャッシュレス買取をおこなうと、待ち時間の短縮ができるのでおすすめだ。
大阪のギャラリーレア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ギャラリーレアはブランド品や貴金属、腕時計などを買取している業者。運営コストを削ることで、高値買取を可能としている。経験豊富なバイヤーが丁寧に査定してくれるので、正確な査定が期待できるだろう。
プライバシーマークを取得している業者。公式サイトから個人情報を入力する際には、SSLシステムを使うので漏洩の心配もない。個人情報に関する専門の問い合わせ窓口も用意されているので、万が一の際にも安心だ。
宅配買取・店頭買取・出張買取の3つの買取方法から選べるのもポイント。宅配買取は最短で申込み当日に集荷に来るので、急いでいる方でも利用しやすい。運送保険にも加入しているため、事故による紛失や破損の際にも対応してもらえる。
東京のなんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやはブランド品や貴金属の買取に強い業者。特に宝石に関しては、世界的な宝石鑑定の資格であるGIAGGの資格保有者が在籍しており、正確な査定が可能だ。また、上質な接客について定評を得ており、気持ちよく取引できる。
個人情報保護のために、内部監査を実施している。個人情報に関する専門の事務局を用意しているのも特徴だ。全国展開の大手業者という点も、安心して利用できるポイントである。
店頭での買取はもちろん、宅配買取や出張買取にも対応しており利用しやすい。店舗は高級感のある作りとなっており、「買取店は薄暗い雰囲気があって苦手」という方でもリラックスして相談できるだろう。
名古屋のイオシス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
イオシスは携帯電話やパソコン、オーディオを中心に買取している業者だ。「けっこう高い」をキャッチコピーとしており、さまざまな買取額アップキャンペーンを開催している。壊れているスマホでも買取可能だ。
買取した端末は、専用のセンターでデータ消去をおこなっている。「データ適正消去実行証明協議会」によるADECの消去プロセス認証を取得しており、安全性が高い。また、個人情報のデータベースは業務担当従業員しか扱えないようになっている。
買取方法は宅配買取と店頭買取の2種類から選択可能。店舗は秋葉原・大阪・名古屋・福岡の4箇所にあるので、遠方に住んでいる方は送料無料の宅配買取がおすすめだ。
千葉のエコリング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
エコリングはブランド品や家電などを買取している業者で、年間500,000件以上の実績がある。高値買取キャンペーンを開催していることもあるので、利用の際にはキャンペーン情報をチェックしておくのがおすすめだ。
プライバシーマークを取得しており、個人情報の管理に関して信頼できる業者。スマホ買取の際には、データが消去されていることを業者側でしっかりと確認してくれるので安心だ。個人情報保護に関する窓口も設けている。
買取方法の融通が利き、どの方法を選択しても手数料がかからない。店頭買取の際には、予約をしておくのがおすすめだ。宅配買取では宅配キットが用意されているので、自分で段ボールを用意しなくてもよい。
札幌の大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は年間1,500,000件以上の買取実績のある大手業者で、ブランド品や貴金属などさまざまなものを取り扱っている。ワケあり品でも買取してくれることがあるので、状態の悪いものでも諦めずに持ち込んでみよう。
昭和54年設立の老舗。公式サイトにはSSLを導入しており、セキュリティ対策を徹底している。また、人的セキュリティ対策もおこない、個人情報を厳重に管理しているので、安心して利用できるだろう。
全国各地に店舗があり、宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応しているのが特徴。店頭買取の際には、予約がおすすめだ。予約すると待ち時間が短縮でき、さらに駐車場代・タクシー代をサービスしてもらえる。
ヒカカク!で自分に合った業者を見つけよう
買取業者は多数あるので、自分に合った業者を探すのに苦労する。実際に相談してみて、安全に利用できる業者か判断したいだろう。そんなときには、無料査定を依頼してみるのがおすすめだ。最低3社に査定を依頼すれば、自分に合った業者や高値で買取できる業者が見つかる確率が上がる。
しかし、いくつもの業者に査定を依頼する時間がない方も多いだろう。そこで、ヒカカク!を使うのをおすすめする。ヒカカク!を使えば最大20社に一括で査定依頼ができるのだ。
また、ヒカカク!では業者のクチコミも確認できる。クチコミを見て、安全に利用できるかどうか判断してもよいだろう。利用は無料なので、気軽に利用してみてほしい。
まとめ
買取時に住民票などの本人確認書類を提出するのは、法律上の決まりなので避けられない。そのため、安全に利用できる業者を見極め、自分自身のセキュリティ意識を高く持つことが大切になってくる。
今回は、安全に利用できる業者も紹介した。業者選びに迷ったら、当記事を参考にしてみてほしい。また、ヒカカク!を使えば業者選びが楽になるのでチェックしてみよう。
【参考サイト】