巷には、骨とう品や古本、CD、DVD、家電、パソコン、スマートフォン、ブランド品や宝飾品、時計、自動車など、中古品を販売する様々な中古品ショップがある。
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中古ショップの仕入れ事情
中古品を販売するショップは、利用者から商品を買取って、それを中古品として販売しているのだが、それだけでは中古品ショップを開けるほどの品を入手するのは難しい。そのため、販売するための中古品を入手するルートを持っている場合がほとんどで、そのルートの1つに古物市場がある。
古物市場は、中古品を販売するショップなどの業者が中古品の売買を行う場所で、売る方も買う方も業者というB to Bの市場となる。ここで販売される商品の価格は店頭価格よりかなり安く、逆に、ショップの在庫を売る事で資金を確保できるなど、参加するメリットは大きいといえる。
今回は、古物市場と古物市場に参加する方法、さらに埼玉の古物市場の情報について記載していく。
古物市場とは
古物市場は、中古品を扱うショップなど業者同士が中古品の取引を行う市場を指す。
全国で開催されている古物市場
取引の方式としては、出品された商品に対して各業者が希望する値段を付け、もっとも高い価格を付けた業者が入手することができる、魚市場などでもおなじみの競り方式が主流となっている。
古物市場は古物市場主と呼ばれる主催者により開催され、取り扱う品物も古物市場主により異なる。また、古物市場は全国各地で開催されており、その数は1000とも1500とも言われている。
一般にはあまり知られていない
古物市場で扱う商品は、ブランド物や宝飾といった高級品から、本やCD、雑貨といった小物、家電やスマートフォンなどの電子機器、自動車やオートバイといった大物まで様々である。
また、古物市場の規模も、数百人も集めて行う大規模な市場から、ビルの一室で机を並べて行うこぢんまりとした市場まで、扱う商品などにより様々なものがある。
古物市場は業者同士の取引場であるため、対外的には閉鎖的な傾向がある。webページで情報を公開するオープンな古物市場もあるが、webページどころか電話番号すら公開していない古物市場がほとんどで、一般人は存在すら知らない古物市場も数多く存在する。
古物市場の参加するには
古物市場は、参加するメリットは大きいのだが、前述のように業者同士が取引する場であり、一般人が参加するのは難しい。しかし、いくつか条件をクリアすれば、一般人でも参加可能となる場合がある。
古物商許可証
古物市場に参加する条件は、主に2つ挙げられる。
1つ目は、古物商許可証を所持していること。古物商許可証とは、古物、つまり中古品を商売として扱う場合に必要な許可証で、都道府県公安委員会から発行される。この古物商許可証がないと中古品ショップなどを運営することはできない。つまり、この許可証を持っていることが中古品を扱う業者の証といえる。
古物市場においても、この古物許可証を持っていることが参加するために必要な条件として挙げてられており、参加を申し込むときに、古物商許可証のコピーや古物商許可証に記載されている番号を求められることがほとんどである。
取得は誰でもできる?
そのため、古物市場に参加するためにはまず古物商許可証を入手することが必要であるが、実は、古物商許可証は手間や時間、費用がかかるものの、いくつかの条件をクリアしていれば、どんな人でも取得することができる。
実際のところ、この古物商許可証を取得する人は年々増えており、中古品ショップを開設するだけでなく、個人で「せどり」などの転売を行っている人が、古物商許可証を取得する場合も多い。
参加許可をもらう
2つ目は、古物市場主に参加の許可を貰うこと。古物市場は業者同士の取引の場であるが、その業者も古物市場主の許可がないと参加することはできない。
この古物市場主の許可が意外にハードルが高いかもしれない。前述のように古物市場は閉鎖的な傾向があり、仲間内で取引している場合がほとんどである。そのため、すでに参加しているほかの業者の紹介が必要など、すんなり参加することはできない。知り合いに参加している業者がいればいいが、そうでない場合は参加は難しいだろう。
その一方で、webページで情報を公開するオープンな古物市場もあり、そのような古物市場は他の業者の紹介などの条件はなく、参加を許可してくれる可能性は高いといえる。まずは情報を公開している古物市場に参加してみるのもいいかもしれない。
古物市場を探すには
さらに、古物市場に参加するためには、前述の条件の他に、どこに古物市場があるか把握することも必要となっている。閉鎖的で情報を公開していない古物市場の場所を探すにはどうしたらいいか。
実は、古物市場の開催場所などの情報は警察が把握しており、警察署に情報公開を申請すれば情報を入手することができる。古物市場を開催するには、古物商許可証と同様に都道府県公安委員会からの許可が必要なためだ。
しかし、都道府県公安委員会の窓口となる警察署に情報公開を申請する場合、手続きや時間、申請の件数が多くなるとそれなりの費用がかかったり、と案外手間がかかる事もある。
そのため、各地の古物市場の情報をまとめて販売している業者もあるので、費用対効果を考えると、そのような業者から古物市場の情報を購入するのもいいかもしれない。
埼玉の古物市場について
ここに、埼玉の古物市場の情報について記載する。ここに記載する情報は、埼玉で開催される古物市場の一部であり、他にも開催されている古物市場は多く存在する。
また、2018年1月の情報であり、その後、連絡先や開催場所の変更、古物市場自体がなくなるなど情報の内容が異なる場合もあるため、最新の情報を前述の方法で入手したほうがいいだろう。
また、古物市場で取引をした場合、古物市場主に手数料を支払う必要があるが、手数料の金額などは古物市場によって異なるので、参加する前に確認したほうがいいだろう。
- 市場名
- さいたまオークション
- 開催場所
- 埼玉県さいたま市見沼区大字大谷西457-3
- 主な取扱品
- 家電、家具など
- 入会金
- 10,000円
- 年会費
- なし
- 参加費
- 2,000円
- 運営団体
- さいたまオークション
- URL
- http://saitama-auc.com/index.php?FrontPage
- 市場名
- オークション志木
- 開催場所
- 埼玉県志木市下宗岡2-12-31
- 主な取扱品
- ブランド品、骨董品、家電、家具、パソコンなど
- 入会金
- 15,000円
- 年会費
- なし
- 参加費
- 2,000円
- 運営団体
- 株式会社エイブイ
- URL
- http://auction-shiki.biz
- 市場名
- 大塚百貨市場
- 開催場所
- 埼玉県戸田市笹目3-18-12
- 主な取扱品(骨董市)
- 骨董品、古美術品、絵画、着物など
- 主な取扱品(道具市)
- 家電、家具、厨房機器、電動工具など
- 入会金
- 30,000円
- 年会費
- なし
- 参加費
- 一人当たり1,000円、駐車場1,000円
- 運営団体
- 大塚百貨市場
- URL
- https://www.kaitori-asuka.com/index.html
- 市場名
- 浦和大門月曜会
- 開催場所
- 埼玉県さいたま市緑区大門1689
- 主な取扱品(道具の会)
- 骨董品、着物、日用品全般など
- 主な取扱品(古書の会)
- 古本、古文書、書画など
- 入会金
- なし
- 年会費
- なし
- 参加費
- 2,000円
- 運営団体
- 浦和大門月曜会
- URL
- http://garakuta-tengoku.com/ichiba.html
- 市場名
- リサイクルオークション東京
- 開催場所
- 埼玉県八潮市大字南川崎278-5
- 主な取扱品
- 家電、厨房機器、家具、オフィス家具など
- 入会金
- 10,000円
- 年会費
- なし
- 参加費
- 2,000円
- 運営団体
- リサイクルオークション東京
- URL
- http://www.recycle-auction-tokyo.com
まとめ
古物市場と古物市場に参加する方法、埼玉の古物市場の情報の一部を記載したが、古物市場に興味がある場合は、まずは古物商許可証を取得して参加できる資格を得た方がいいだろう。
また、古物市場は閉鎖的なところが多く、住所や連絡先を調べて参加依頼を出しても、参加できない可能性もある。最初は比較的参加しやすい古物市場に参加して経験や他の業者とのコネを作っていき、参加する古物市場を広げていくのがいいかもしれない。
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