今回は、関西の人気古物市場を紹介する。古物市場に出したいと考えている買取店、リサイクルショップや質屋の方はぜひ参考にしてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ブランド・アパレルのオークション
ブランドやアパレルは掃除や引っ越しなどで必ずと言っていいほど要らなくなったものが出てくると思う。どのような、市場があるのか紹介していこう。
日本ブランドオークション
ブランド物を専門とした古物市場だ。日本ブランドオークションの特徴は、オークションの落札額が業界最高レベルという点だ。通常のオークションでは値がつけずらい商品も、専門スタッフの査定が入り、その上でオークションにかけらえるので、落札額も高くなることが多い。
オークションの対象となる商品は、ブランドのバッグや時計・アクセサリーなど幅広いジャンルの商品を受け付けている。オークション会場は、大阪市中央区東心斎橋・心斎橋ダイワビル3Fと、大阪市中央区博労町・ハニービルB1F。
日本ブランドオークションはジャンル別のオークションを開催していて、バッグや時計・宝石などに分かれて開催されている。開催日は、毎月13日・14日と未日と1日の計4回行われる。13日はバッグ、14日は時計と宝石。未日はバッグ、1日は時計と宝石というスケジュールで開催される。
その場合、オークション会場が異なるので事前の確認が必要となる。オークション参加には古物商許可証が必要となる。また、売り手数料は現在2%。買い手数料も2%。年会費は10,000円からとなっている(JBA会員は無料)。


日本ブランドアドバンストオークション
衣類 、時計宝飾品などを専門とした古物市場だ。日本ブランドアドバンストオークションは2018年に10周年を迎え、1Dayオークションでは国内最大規模を誇るオークションを開催しているのが特徴だ。
オークションで対象となる商品は、衣類、時計宝飾品、皮革、ゴム製品などでブランド物の商品も受け付けている。日本ブランドアドバンストオークションでは平場と大会の2種類のオークションに分けられている。
オークション会場は、どちらとも大阪府大阪市西区南堀江・マルイト南堀江パロスビル6F。開催日は毎月2回開催され、平場は10日、大会は25日と決まっている。開催時間は平場の場合、8時30から受付が開始され、9時30分にバッグのオークションがスタート。13時からは時計・宝飾のオークションがスタートする。
大会の場合は、9時からバッグのオークションがスタートし、時計・時計・宝飾は現在未定である。下見期間は開催日の2日前から開催している。
時間にも余裕があるので、ゆっくり商品を見ることができ、正確な値踏みが可能となる。さらに売り手を対象として、荷物の受付は、開催日4日前から当日の午前中まで可能としているので、直前になっても出品や余裕をもった商品の準備も可能となる。オークションの参加費は1人3,000円となる。またオークション参加時には古物商許可証が必要となる。
新大阪道具市場
ブランド物などを取り扱う古物市場だ。オークションの対象となる商品は、ブランド品や宝石など幅広いジャンルの商品を受け付けている。
オークション会場は大阪府大阪市東淀川区東中島。開催日は、4・9日がつく日にちで月6回開催されている。また、オークションもジャンルによって開催時期が異なる。新大阪道具市場では、ブランド市・着物市・リサイクル市に分かれている。
開催時間は、リサイクル市と着物市は9時スタートでオークション終了まで。ブランド市は10時からオークション終了までとなっている。入会費は20,000円。リサイクル市の参加費は1,000円。着物市の参加費は2,000円(駐車代込)。ブランド市の参加費は3,000円(駐車場、昼食、飲料付)からとなる。
家電・骨董品・美術品のオークション
骨董品や美術品は価値がわからず、自宅に保管していることも多いだろう。また、家電はいらなくなったら処分してしまう人も多いだろう。このような処分の仕方がわからないものもオークションに出すことができる。
石川道具市場
大阪にある道具市場だ。会場は大阪府大阪市西成区天下茶屋。オークションの対象となる商品は、書画骨董,刀剣など美術品や大工道具,家具など幅広いジャンルの諸品の買い取りを行っている。開催日は毎月3日、8日、13日、18日、23日、28日の計6回開催されている。時間は、午後13時からオークション終了時まで開催されている。
また出品商品の受け入れ時間は10時から18時、オークション開催日の受け入れは9時から10時30分までとなっている。下見時間は10時から18時。オークション開催日は9時から13時までとなっている。
石川道具市場では入会金や会費は全て無料となっている。しかし、オークション参加時には、身分証明書、古物商の許可が必要となるので、事前の申請を行う必要がある。
関西道具市場
兵庫にある総合市場だ。オークション会場は、兵庫県姫路市四郷町本郷。オークションで対象となる商品は、家具や家電、骨董や美術品など幅広いジャンルの商品の受付を行っている。オークション開催日は、9日、19日、29日の月3回行われる。開始時間は10時と13時があり、曜日によってオークション時間が異なる。
関西道具市場では、道具市場の他にも着物市場を開催されており、月3回のうち1回のみ「きもの市」と題した着物を専用したオークションが開催されている。開催日は月によって異なるので事前確認が必要となるが、着物をオークションに出したいと考えている人にはオススメだ。
関西道具市場の入会金は5,000円(税込)、オークションへの参加費(道具・着物どちらとも)は1,500円(税込)となる。入会する際は、入会申込書をプリントし、必要事項を記入の上でオークション会場で提出するかファックスからでも受け付けている。
入会申込書と入会金支払い後、関西道具市場から会員番号が発行され、発行即日からオークション参加をすることができる。
関西古物定市場
神戸市にある骨董品専用の古物市場だ。買取対象の商品は、茶道具や日本画、洋画、掛軸、版画などの美術品を主に取り扱っている。会場は兵庫県神戸市灘区烏帽子町。オークション開催日は、月に1と6がつく日にちを中心に月6回開催されている。
そしてそのオークションは、毎回60人程度が集まり、古物免許を持っている人のみが参加するので、プロの競り市が行われやすい。専門家によるオークションが開催されるので、他社のオークションに出品するよりも高価格に落札される場合もある。出品を行いたい場合は、関西古物定市場に連絡をしてみるのもオススメだ。
自動車のオークション
乗らなくなった自動車はオークションに出すことで高値で買い取られる可能性もある。どのような、市場があるのか紹介していこう。
ホンダオートオークション
ホンダが運営する中古車市場だ。ホンダオートオークションは、15年連続で業界トップクラスで、成約率は驚異の80%以上を記録している。堅持で高品質な信頼性のあることで人気を得ている。
ホンダオートオークションの特徴は、まず出品はHonda販売会社に限定していることだ。その為、出品車は販売会社での下取車が中心となる。新型車両の出品があるので、利用者にとっては大きな魅力がある。
また、自動車の査定に対して、正確で公正な検査体制をとっている。出品車の検査はAIS (Automobile Inspection System)に委託し、第三者の専門会社による正確で公正な検査を実施することができる。
ホンダオートオークションの会場は、全国6ヵ所に分けられ、6会場が同一基準で運営している。関西にも会場があり、兵庫県神戸市中央区小野浜町にある。開催日は毎週月曜日。10時30分から全国6会場で一斉にオークションが始まる。
さらに、インターネットを利用して全国どこからでもリアルタイムにオークション参加ができるインターネットオークションH@Liveというサービスを行っている。このサービスでは、アラート機能付きで、ターゲット車両が近づくとアラームで知らせてくれるサービスや事前の下見も可能になる。
さらに事前に予約入札も可能で、出品リストや各種ガイドも取出しできる。当日、仕事など用事があり、会場に行けない場合はとても便利だ。
ベイオーク
西日本最大級のオートオークションだ。ベイオークは、インターネットを利用していつでもどこでもオークションに参加することができるのが特徴だ。オークション会場は、大阪市住之江区南港東。開催日は毎週水曜日。
オークションでは、約2000台以上の自動車がオークションに出されている。インターネットオークションでは様々なサービスを利用することができる。まずオークションの様子を、完全映像で見ることができる。映像も従来の2レーンから4レーンで見ることができる。
また、ワンプライス機能が充実している。オークションで流れた出品車を翌週を持たずにすぐ売買することができるこのサービスは、利用者のビジネスチャンス向上にも繋がる。
そして、入札価格を2段階で登録可能である。入札車輌が売切りになっても、登録した価格幅がプラスされた価格まで応札することができるので、売切後のもう一押しが可能となる。さらにお気に入り車輌を登録することもできる。
気になる車輌を登録しておけば、何度も検索する手間もなく、他車輌との比較検討が簡単にできる。他にも商談申込み機能やセリ結果照会機能、下見代行申込などサービスは様々だ。会場に行かなくても、その場でオークションに参加できるのは時間がない人にとっては最適なのではないだろうか。
JUグループ
一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会が運営する古物市場だ。関西では全ての県でグループ会社が運営している。各県によってサービスなどは異なる。
一例としてJUでは、月々2万円以上の新車に乗れるプランや在庫車共有サービスなどを実施している。さらに、中古自動車販売士という資格を持った専門スタッフが自動車の査定を行うので、他社の中古車買取より高価格の買取になることがあるのがJUの特徴である。

まとめ
今回は関西で人気の古物市場を紹介した。古物市場では専門のスタッフが査定に入ることが多いため、高額で落札されることもある。また、サービスが充実している古物市場も多く、特に自動車では様々なサービスを提供していることが多かった。
古物市場では、ブランド物や骨董品、美術品などは古物商許可証が必要であったり、入会費や参加費がかかったりと条件がある。しかし、リサイクルショップなどに比べると高値で買い取ってもらうこともあるため、方法の一つとして覚えておくとよいだろう。




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