これから楽天市場に出店して稼ぎたいと思っている人にとって、出品に役立つツールがあるのは理想的だろう。初心者でも手軽に使いこなすことができ、困ったときにも簡単に対処できるようなツールがあれば気軽に出品して適切な管理をしていくことができる。世の中に出回っている中で最も使いやすい楽天出品ツールはどれなのだろうか。
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RMSサービススクエア
楽天出品ツールは多岐にわたっていて、それぞれのツールがターゲットとしている人にも違いがある。ニーズにあった仕様にすることで使いやすくて便利なツールに仕上げているのが通例なので、ツールを選び出す上ではどんなものを出品するのか、今後はどんな展開をしようと考えているのか、ツールを利用するためにかけられるコストはどのくらいなのかといったことを十分に考えなければならない。
楽天への出品のやり方や目的がまだはっきりとしていないという場合にはツールを選ぶのは困難になりがちだ。しかし、比較的安心して誰もが満足できる使い勝手を持っているものがある。楽天がオフィシャルサービスとして提供しているRMSサービススクエアだ。
総合的なサポート体制が整っている
RMSサービススクエアでは楽天に出店する上で必要なサービスについてわかりやすい形にまとめ、総合的なサポート体制も整えているのが特徴だ。店舗運営をおこなっていく上では商品の写真を撮影するステップと、ページを作成して秀逸な仕上がりにするステップが必要になる。その商品撮影をおこなうサービスと、ページを制作する支援ツールが提供されている。
また、自分で制作するのは難しいという人のために外注サービスも利用できるようになっているのも特色だ。特に制作ツールという点ではテンプレートベースで気軽にページデザインができる>compass for 楽天市場がメインツールとして提供されている。これは最短で3ステップだけでページを作り上げられるのが特徴で、初めてインターネットショッピングモールに出店する人にとって心強いツールだ。
テンプレートやテーマを選び、撮影した写真や商品情報を入力してレイアウトを微修正すればほぼ完成してしまうのである。compass for 楽天市場はパソコンでウェブ閲覧するときのためのページ制作ツールだが、RMSサービススクエアではスマホに対応しているページ作成の支援ツールも提供している。SUMAOU! for 楽天市場であり、compass for 楽天市場と同様にテンプレートベースで数分もあればサイトを構築できる仕組みになっている。
compass for 楽天市場の利用料金
上述のツールの利用料金はコストパフォーマンスを考える上で重要な点だ。compass for 楽天市場は月額2,980円、SUMAOU! for 楽天市場は月額3,980円となっていて、どちらも最長で2ヶ月間の無料トライアルが可能だ。出品することだけを考えているのなら、この2つのツールを使って2ヶ月間使用し、その後は完成しているページをベースにして更新していけばずっと店舗経営を続けることもできる。
なお、compass for 楽天市場については出店申し込みと同時に利用を開始することで最長6ヶ月間無料になる。基本的な仕様を確認して確かに使いやすそうだと感じたなら出店のタイミングで利用を開始するのが賢明な判断である。
多様なサービスとツールを提供している
RMSサービススクエアでは楽天市場に特化した多様なサービスとツールを提供しているのであわせて検討すると良い。例えば、バナー制作をしたいときには基本的な画像操作が一通りできるようになっているSketchpage for 楽天市場を無料で利用することが可能だ。
また、楽天スーパーセールなどと連動させて動かすことができる集客ツールや販売促進ツールなどもそろっている。販促では楽天独自のサービスであるあす楽の利用や、海外での販売の促進などのサポートも受けられるのが魅力だ。
一方、必要に応じてECコンサルタントに相談したり、楽天大学で経営のノウハウを学ぶことができる。そのため、初心者なら特にRMSサービススクエアを起点にして店舗経営をする方針を立てるのは合理的な方法と言える。
商品一括エディタfor楽天市場
総合的なサービスではなく、楽天出品ツールとして出品する商品を簡単に管理できれば良いという人も多いだろう。楽天のオフィシャルサービスを利用しているといつの間にかコストがかさんでしまって、せっかく売り上げは伸びているのに利益はあまり上がっていないという状況にも陥りかねない。
商品管理に特化したツールとして軽快で使いやすいツールとしてあげられるのが商品一括エディタfor楽天市場だ。その名前の通り、楽天市場への商品の出品に限定して販売活動をしていきたいという人に向いているツールとなっている。
手軽にいつでも編集できる
商品一括エディタは単純に言ってしまえば商品データ管理ソフトだ。楽天への出店のときにはRMSに対応した形に仕上げる必要があるが、その形式への反映を速やかにおこなえるのがただの商品データ管理ソフトと異なっている点の1つである。
もう1つ異なっているのはやはり楽天のサービスであるR-cabinetに対応した画像管理が可能なところであり、エディタ上で管理している商品画像をR-cabinetと連動させられるシステムになっている。商品との対応関係の設定もエディタ上でおこなえるので手軽にいつでも編集できるのが魅力だ。
セールにも対応している
商品一括エディタfor楽天市場は楽天市場のセールにも対応している。セール時にはキーワード登録をすることを求められることが多いが、その設定もツール上でおこなえるようになっているのが特徴だ。検索のときに用いられる、送料無料などのキーワードを登録して自動的に挿入し、RMSに反映させられるのが便利な点である。
魅力的な機能が一通りそろっている
この他にも商品管理ツールとして便利な機能が多岐にわたって備えられていて、商品情報の複製を作ったり、商品の一括登録や一括削除に対応していたり、クラウド上にバックアップを自動作成しておけたりするのが魅力だ。商品管理の負担を減らしたいという人にとって魅力的な機能が一通りそろっているのが商品一括エディタなのである。
商品一括エディタfor楽天市場の利用料金
料金については月額6,000円となっていて、商品一括エディタの対応機能を全て利用できるようになる。最長で2ヶ月のトライアルが可能なので、使い勝手を確認した上でコストパフォーマンスが良いかを判断するようにしよう。
クロスマ
ECサイトを構築して多店舗展開をおこなっていきたいと思っている人にとって有用なのがクロスマだ。楽天市場に出品するだけでは一部のユーザーしか獲得することはできないが、Yahoo!ショッピングなど、他のインターネットショッピングモールにも出店すれば顧客層を広げて大きな売り上げにできる可能性が高まるのは明らかだろう。
このような多店舗展開を検討している人の場合には楽天市場に特化したツールよりも、むしろショッピングモール全体で利用できるツールを選んでおいた方が良い。出店先として最初に選ぶのが楽天なだけで、近い将来には他の店舗も経営したいというときにはクロスマが有用だ。
在庫管理を重視したツール
クロスマでは多店舗出品をしたときに問題になりやすい在庫管理を重視したツールとなっているのが特徴だ。例えば、楽天市場とYahoo!ショッピングに在庫数10個の商品を出品した場合に、Yahoo!ショッピングで一気に8個売れてしまい、その直後に楽天市場で3個買いたいというオーダーがあったとすると、在庫切れになってしまっているのでキャンセルしなければならなくなる。
しかし、在庫がないから3個の注文はできないという対応ができていればキャンセルをする必要はなくなるのは明らかだ。その対応をスムーズにおこなえる一元管理ツールとして利用できるのがクロスマの特徴なのである。クロスマでは出荷管理まで一元化しておこなえるようになっているので、店舗数を増やしたいという気持ちが強い人ほど役に立つだろう。
商品のステータス管理もしやすい
クロスマを使うと出品している商品のステータス管理もしやすいのが魅力だ。例えば、価格を上げたり下げたりしたいタイミングはいつでも出てくるもので、業界相場が上がったならすぐに上げておかないと売り損をしてしまいかねない。売れないものは価格を下げて対応し、できるだけ商品の回転を早めるのが利益を高めるのにつながる。
その上で重要なのがどのショッピングモールでも同時に価格改定をすることだ。しかし、複数に出店していると、それぞれの価格を改定するのに手間がかかることは否めない。一元管理できるクロスマを使えばたった一回の価格改定作業で全店で価格を改定できるので手間がほとんどかからないで済む。
クロスマの利用料金
利用する上で気にかかるのは料金だが、クロスマは上記の2つのツールに比べると決して安くはない。月額が14,800円で、初期費用として15,000円がかかってしまう。ただ、この初期費用にはページ作成の代行費用も含まれているため、楽に店舗経営を始められるということも考慮すれば決して高くはない。
その後の月額費用についても多店舗管理をするときに、個々にツールを用意するのに比べたらかなり安上がりになる可能性がある。特に発注やトラブル時の返金なども全て対応しているツールというのは優れている点で、一元的に商品管理をできるようにするなら最も使い勝手が良いツールと言えるだろう。
コストパフォーマンスと目的を重視しよう
以上の3つのツールは楽天に出品して商品を売りたいという人の中でも特に典型的な考えを持っている人にとって使いやすいものであり、もっと異なる視点で商品販売をしようと思っている人にはより使い勝手の良いものがある可能性も十分にある。使いやすさは目的に応じて決まるものなので、どんな目的で出品するのかを最初によく考えておこう。
その上で、機能面から使いやすさを考え、さらに費用面を見て本当に販売による利益でそのコストをカバーできるのかを検討するのが重要だ。最終的な決定打はコストパフォーマンスだということを念頭に置いて決めるのが欠かせないのである。
まとめ
楽天出品ツールとしてオフィシャルという点から安心できるのはRMSサービススクエアのツールだ。より商品管理に特化したいなら商品一括エディタfor楽天市場、多店舗展開を考えているならクロスマが使いやすい。ただ、コストがかかるのも確かなのでコストパフォーマンスを考慮し、有用なツールを選択するように心がけるのが重要である。

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