明治～昭和にかけて多く生産されていたブリキ人形やレトロ玩具、ソフビは、希少性とノスタルジックな雰囲気によりおもちゃの域を超えた高価買取が期待できるヴィンテージコレクターズアイテムである。現在ではポピーというメーカーから超合金という形でブリキのおもちゃ同様の製品が発売され続けており、その人気も衰えることはない。昭和ブーム真っ只中の近年では、全国で開催されるイベント会場にて、ブリキのおもちゃやレトロ玩具が展示販売されることも多くなった。
また、映画「三丁目の夕日」を見て昭和30年代に憧れる平成生まれの愛好家も増えているため、昭和世代の大人だけでなく幅広い人々がレトロ玩具に着目する時代とも言える。レトロ玩具については常に限定的な市場流通しか無いため、箱付きの未開封品だけでなく押し入れから出てきた傷有りの箱無し品物であっても非常に高い価値を期待できる。
今回は、集める・飾る・遊ぶといった多彩な楽しみのあるブリキ人形やレトロ玩具について、おもちゃとは思えないレベルの高額査定が多い理由を皆さんに紹介していきたい。また、本記事では電動・ゼンマイ歩行のブリキ・ロボットや古くてレアな鉄腕アトムのおもちゃ、鉄人28号・自動車・人形、ゴジラのソフビといったアイテムに限らず、大正・昭和レトロ玩具の一環として、既に各商品の最高額が10～40万円ほどに到達しているビックリマンシールやキン消し、リカちゃん人形など昔遊んでいたであろう「古いおもちゃ」を総まとめ的に相場含めご紹介する。戦前・戦後の商品は資料としての価値も高まっており、骨董的価値が生まれているので高く売れるだろう。
ブリキのおもちゃ/買取価格表
| 商品名 | 買取価格 |
|---|---|
| ブリキ ヨネザワ スーパージェットレースカー | 100000円 |
| ブリキ 吉屋 プラネットロボット | 10000円 |
| ブリキ マスダヤ オバQ号 | 250000円 |
| ブリキ マルサン リモコンゴジラ | 75000円 |
| ブリキ ブルマァク 電動歩行 仮面ライダー2号（ジャンク） | 150000円 |
| ブリキ 野村トーイ ロビーロボット | 20000円 |
| ブリキ 増田屋 スペースパトロール 箱付き | 43000円 |
| ブリキ バンダイ 赤箱BC マツダトラック | 20000円 |
| ブリキ 市村商店 自転車をこぐ少女 | 13000円 |
| ブリキ 萬代屋（旧バンダイ）フォルクスワーゲン | 20000円 |
| ブリキ 萬代屋製 マツダ三輪トラック | 25000円 |
| ブリキ 野村トーイ 鉄人28号 | 150000円 |
| ブリキ 野村トーイ・日光玩具 電動キャデラック | 100000円 |
| ブリキ ホリカワ製 スーパースペースジャイアント | 20000円 |
| 大東 ダイトー ブリキ スーパージェッター 自動車 フリクション | 61000円 |
| 大東 ダイトー ブリキ ワンマンバス フリクション | 1400円 |
| エンゼル ブリキ 新 仮面ライダー ゼンマイ 面取れ /新1号 | 63000円 |
| ワコー ブリキ M-75対空戦車 電動 | 3500円 |
| ラインマートーイ ブリキ ARMY ENGINEER’S JEEP ジープ フリクション | 7000円 |
参考：福助、買取コレクター
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ブリキ、レトロ玩具が高価買取される理由
近頃のレトロ玩具買取市場で相場や需要が高まっている背景には、これから紹介する4つの要因の影響が大きいと断言できる。
昭和レトロブームの影響
コレクターやマニアにのみ収集されていたブリキやレトロ玩具に大変多くの注目が集中する背景には、映画・三丁目の夕日によって火がついた昭和レトロブームが多く関係している。台場一丁目商店街や横浜ラーメン博物館といった人気テーマパーク内では、高度経済成長の中で日本人が前向きに生きていた昭和30年代の情景がリアルに再現されるようになった。
また地方の観光スポットにも昭和をテーマにした施設が急増しているため、昭和生まれ・平成生まれ問わず「質の良いブリキやレトロの玩具に触れる機会」が豊富な時代なのである。
展示品としての需要
横浜ラーメン博物館や台場一丁目商店街などのテーマパークの急増は、施設や店舗内に飾るための「展示用玩具」の需要にも好循環をもたらしている。また家族向けの施設では、子供でも見て楽しめるブリキ人形をシリーズ買いする傾向があるため、レトロ玩具の買取市場に品薄状態が生まれ始めているのだ。
このように「飾る」というシーンで多くの需要のあるレトロ玩具やブリキ人形は、「子供が触ったら確実に壊れるだろう」と思われるコンディションでも十分な高価買取が期待できる。
世界的な需要
昭和20年代～30年代に到来したブリキ玩具の全盛期は、世界的な輸出による影響が大きかったと言われている。また先進国であるドイツやアメリカの技術を真似た日本のブリキ玩具は、海外コレクターの心を掴む精巧なつくりでも定評があるため、大手買取店の多くは世界的なニーズから人形や玩具の価値判断をしていると考えて良いだろう。
そんな少し特殊な歴史を持つ日本のブリキ玩具は、占領下の国内で生産されたことを示す記号「occupied japan」と書かれている物が特に高く売れると言われている。
中国に到来したレトロブーム
日本と同様にレトロブームが到来している中国では、実際に触れたこともないレトロ玩具やブリキ玩具に真新しさを感じて、インターネット通販などで爆買いする富裕層が急増している。また秋葉原を訪れる中国人観光客の中には、ブリキやレトロ玩具の大量購入目的の人たちも多く存在するため、店頭販売を行う業者間ではアイテムのターンオーバーという好循環が生まれているのだ。
そんな中国ではレトロな食堂やテーマパーク的なスポットも増加傾向にあるため、レトロブームによる玩具相場の高騰は「まだまだ続く」と考えて良いだろう。
人気メーカーと参考買取相場まとめ
ブリキやレトロな玩具を買い取る専門店では、「玩具のキャラクター」もしくは「メーカー」から相場の調査を行う。このどちらかの情報がわかれば電話査定やメール査定もしやすくなるため、単純に要らない昔のおもちゃを売る時も、転売を目的としたコレクションをするなら商材の情報も把握しておくべきと言えるだろう。
今回は多くの業者で高価買取対象としている、人気商品のラインナップについてメーカーやキャラクターを紹介していく。
野村トーイ
1990年代に解散してしまった幻のレトロ玩具メーカーである。男の子が好む乗り物や、昭和の人気キャラクターなど、多彩な玩具を作っていた野村トーイは、全米第二位の玩具メーカー、バズブロの目に留まり買収されることとなる。そんな野村トーイの玩具は大半が2万円～6万円代で高価買取されているため、売却のメリットが非常に高いメーカーと位置づけて良いだろう。1950年代～、1960年代～の商品でロボットや動物、ピエロ、車のおもちゃなどが高額買取となる。
米澤玩具
「ティン・トイ」と呼ばれる世界的なブリキ産業の大半を担っていた、有名玩具メーカーである。国産自動車メーカーを中心に展開した精巧なダイヤペットシリーズは、現存する国内最古のミニチュアカーとして世界的に注目され続けている。
そんな米澤玩具のミニカーは、日産グロリアをモチーフにした物で6万円～10万円もの高価買取が期待できる。
ビリケン商会
ソフビの製造販売を得意とする、日本初のレトロ玩具の専門店である。予約注文によるソフビ制作とともにウルトラマンなどのブリキ玩具のコレクションも行なっているため、時代やキャラクターの枠を超えて面白いおもちゃと出会える会社と考えて良いだろう。
そんなビリケン商会で作られたブリキ玩具には、12,000円ほどで買取られているバットマンやキングコングといった映画のキャラクターが豊富な特徴がある。
大阪ブリキ
天保2年創業の熊本本店で作られたブリキ玩具を取り扱う、大阪ブリキ玩具資料室というブランドである。昭和の黄金期に作られたブリキ玩具の復刻や再現を得意としており、日本国内で活動する数少ないブリキ産業として世界的に知られるようになった。
そんな大阪ブリキでは、野村トーイやロビーロボットのブリキ玩具の復刻も行なっているため、近年生じているレトロ玩具ブームに好循環をもたらす存在と考えて良いだろう。
旧バンダイ
旧バンダイのロボット玩具、ソフビ、ガチャガチャ、超合金、プラモデルといったものが人気であり、仮面ライダー キノコモルグ ソフビ、秘密戦隊ゴレンジャー キレンジャー ソフビなどのソフビや、 宇宙大帝ゴッドシグマ、テレシーバー ザ・カゲスター ベルスター といったアイテムに価値がある。
タカトク
タカトクは仮面ライダーのブリキなどを製造していた当時のメーカーである。買取コレクターという買取店で、タカトクトイス ブリキ まぼろし探偵 まぼろし号 オートバイ フリクションが14,700円、タカトクトイス ブリキ 鉄人28号 ヘリコプター フリクションが120,000円などの買取り上限額提示となっている。
ポピー
ポピーは仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズ、人造人間キカイダーシリーズ、ロボコンシリーズ、グレートマジンガーシリーズなどのブリキおもちゃを製造しており、現在でも超合金シリーズで大ヒットを飛ばし続けている。おもちゃ買取ドットジェイピーという買取店で、ポピー 大空魔竜 ガイキング ゼンマイブリキ 77,000円、ポピー 大鉄人17 ブリキロボット 67,000円、ポピー UFOロボ グレンダイザー スペースローター 30,000円、ポピー ゲッターロボ ブリキロボット 25,000円といった買取価格が掲載されている。
ブルマァク
足裏の雄牛の刻印がブルマァクの証だ。ブルマァクはゴジラなどの怪獣、ウルトラマン。仮面ライダー、三輪車シリーズ、z合金シリーズ、レッドバロン、ミラーマンなどのブリキやソフビを1970年代後半まで製造していた。買取コレクターという買取店では、ブルマァク ブリキ メカンダーロボ ゼンマイ 合身戦隊メカンダーロボが54,000円の買取価格、ブルマァク ブリキ MAT隊員 帰ってきたウルトラマン ゼンマイが29,800円の買取価格となっている。いたずら描きがあったり、マジックの跡がある、欠けている商品の場合は減額となるので注意が必要。
イチコー
車両、飛行機、鉄道など乗り物のブリキのおもちゃメーカーといえばイチコーだ。当時の乗り物で人気があったグロリアデラックス、セドリック、クラウン、日野 コンテッサ、スカイラインのブリキおもちゃを持っていれば高額査定となる傾向にある。
ペコちゃん
不二家の看板人形・ペコちゃんは、多くの専門店で高価買取対象としている大人気キャラクターである。台座がブリキのペコちゃん人形は、2万円～6万円前後の高価買取が期待できる。プラスチック製の台に乗ったペコちゃんでも、3千円～1万円前後の査定がつくため、コレクターズ玩具の入門編として多くのファンが収集しているようだ。
鉄人28号
神戸市内でモニュメントも設置されている鉄人28号も、ペコちゃんと並んで需要の高い大人気キャラクターである。大阪ブリキや浅草玩具製のブリキ人形は、多少コンディションが悪くても3万円～7万円ほどの査定がつく。
また鉄人28号の愛好者には、ブリキロボットコレクターと純粋な鉄人ファンの2種類がいるため、幅広いニーズが高額な相場を生んでいると考えて良いだろう。
仮面ライダー
今もなお新しいシリーズを作り続ける仮面ライダーは、近代玩具とレトロ玩具という2つのカテゴリを持つ特殊な戦隊キャラクターである。放送開始直後の1970年代に販売されていたブリキ人形は、三等身という可愛らしいフォルムによって世界的なコレクターから注目される存在となっている。
また品物によっては8万円前後の高額査定も見受けられるため、現代で活躍する戦隊物であっても仮面ライダーは特別だと考えて良いだろう。そんな仮面ライダーと似た背景を持つウルトラマンも、高価買取玩具が多いキャラクターのひとつだ。
鉄腕アトム
トイズキングという買取店で、ビリケン商会 鉄腕アトム x 村田蓮爾 ソフビフィギュア、ポピー 名作シリーズ 超合金 GA-62 鉄腕アトム、旧タカラ 鉄腕アトム メカブロック DX 、旧バンダイ 鉄腕アトム ウランちゃん ブリキ等のアイテムが高額査定となっている。ブリキ・ゼンマイ、フィギュア、ソフビといった商品が人気である。
グレートマジンガー
「グレートマジンガー」は、マジンガーシリーズの第2作。超合金 グレートマジンガー、超合金 ロボットジュニア、超合金 ポピニカ ジェットバイ、超合金 ポピニカ 科学要塞研究所 基地、超合金 ポピニカ ブレーンコンドル、超合金 ポピニカ クイーンスターといった商品が高額査定となる。まんだらけ系列店ではゼンマイ歩行ブリキ グレートマジンガーが20,000～25,000円程度で販売されている。
黄金バット
トレファクONLINEでビリケン商会 黄金バット レトロホビー、ゼンマイ式ブリキ玩具が19,580円、ハードオフ通販で黄金バット ブリキ玩具 復刻版あ22,000円で売買されている。
ウルトラマン
買取コレクターでブルマァク ブリキ ウルトラセブン ゼンマイが20,800円で買取、ブルマァク ブリキ バイク 帰ってきたウルトラマン フリクション オートバが62,000円で買取されている。
ゴジラ
買取コレクターでM1号 ブルマァク ブリキ ゴジラ 三輪車 蓄光 ゼンマイが32,500円で買取、マルサン ブリキ 世紀の大怪獣 ゴジラ 電動リモコン（1960年代～）が152,000円で買取など、古いものほど高額での買取募集が出されている。
タイガーマスク
買取コレクターでタカトク ブリキ タイガーマスク ゼンマイカーが11,500円で買取、ブリキ パチ タイガー 三輪車 ゼンマイが19,300円で買取、ヨネザワ ブリキ タイガーマスク でんしゃ廻り ゼンマイ（1970年代～）が93,500円で買取されている。
月光仮面
ブルマァク 月光仮面 電動式ブリキ製人形、マスダヤ 月光仮面 ブリキ製ロケット マント付、ウサギヤ 月光仮面 ブリキ製オートバイといった形でいくつかのメーカーから販売された商品に高額買取の募集が出ている。買取コレクターではマスダヤ 宣弘社 ブリキ 月光仮面 レースカー フリクションを35,000円、ブルマァク ブリキ 月光仮面 電動歩行を71,000円で買取などの募集が出ている。
その他国内メーカー品
国内では上記のほかにアルプス、浅草玩具、増田屋、マルサン、ヨシヤ、三浦商事、虫プロタダ製といったメーカーのレトロ玩具に価値がある。ロボットではMr.Robot、メカニカルテレビジョンスペースマン、ドアーロボット、チューリップロボット、ロボタンク-R1、ZOOMER the ROBOT、車・バイクでは宇宙エースカー、バットマンカー（バットマントラック等）、ケロヨンドライブカー、BOYS JEEP FERRARI、飛行機・船ではAMERICAN AIRLINES、Trans World Airlines、ボーイング707、キャラクターではシェーイヤミなどのおもちゃにプレミアがある。
海外メーカー品
また、海外メーカーではJ.CHEIN、Saunders、Technofix、DUX、US ZONE、Toboggaといったメーカーの商品に価値があり、ロボットではMARVELOUS MIKE TRACTOR、ELECTRIC ROBOT & SON、REMOTE CONTROL BUSER ROBOT ST1、アストロマン、キャラクターではMAN FROM MARSといったおもちゃに価値がある。
高額での売買実績があるおもちゃランキング
以下はヤフオクでの売買実績が確認できた200万円超えの超高額ランキングリストである。
コマンダーロボット/COMMANDER ROBOTの傷有品も約60～188万円で取引された実績がある。
- 1位：ヨネザワ コマンダーロボット 箱付き 美品：約688万円
- 2位：ポピー グレートマジンガー：約600万円
- 3位：ポピー UFOロボグレンダイザー 巨大円盤スペイザー付き：約311万円
- 4位：野村トーイ 鉄人28号No．3ゼンマイ歩行：約302万円
- 5位：冷凍怪獣 ぺギラ マルサン製 足裏スタンプ：約250万円
- 6位：初代店頭ペコちゃん：約225万円
それ以外にもある高価値商品のプレミア相場
上記のブリキ玩具やレトロおもちゃは昔のおもちゃの中でも本当に高額のラインナップとなっているが、それ以外にもみなさんが普通に買って家にあるようなおもちゃで価値がどんどんあがっているもので以下のような商品があるのではないだろうか。少し時代は最近のものが多くなって来るが、いずれも根強いファンを抱えている。中野ブロードウェイのまんだらけ、ネットオークションサイト「ヤフオク」の相場を参考にまとめている。
ひみつのアッコちゃん テクマクマヤコンコンパクト
まんだらけ中野店で「2代目前期型のコンパクト」の価格は13,000円、更に貴重な「2代目後期型コンパクト」が3万円の販売額となっている。鏡と絵がついている「初代アッコちゃんのコンパクト」は2万円ほどの相場。ヤフオクで「タカラ ひみつのアッコちゃん テクマクマヤコンコンパクト」が2020年8月に5万円、2019年2月に40,500円で売買された実績があり、「中嶋製作所 初代ひみつのアッコちゃん 亀マーク テクマクマヤコンコンパクトと新品パチモノテクマクマヤコンコンパクト」が18,000円で落札されている。また、「ひみつのアッコちゃん リングコンパクト テクマクマヤコンコンパクト」が15,000～15,500円の相場で複数回取引されている。
アラレちゃんグッズ
1981年にアニメが放映開始され、当時発売されたポピー社のパワーギャル アラレちゃん 特捜隊Ver がまんだらけ中野店にて6万円ほどで販売されている。また、ヤフオクで「アラレちゃん ゼンマイ トコトコ人形 10種セット Dr. スランプ ゼンマイ稼働」が2020年10月に101,000円で落札されており、「Dr.スランプ アラレちゃん 消しゴム アラレカー ガッちゃん ガチャ」が2020年10月に45,059円で落札されている。更に、「Dr.スランプ アラレちゃん ガッちゃん 人形 ダメージあり」が2020年10月に25,500円で売買されており、「Dr.スランプ アラレちゃん ミュージアムコレクション」が2020年11月に27,000円で売買されている。
メンコ
めんこには丸めんこ・角めんこなどがあり、アラーの使者、月光仮面、CQペット21、マリンコング、快傑ハリマオ、鉄人28号、昭和20年代野球めんこ、秘密戦隊ゴレンジャー、読売巨人軍メンコ（王）（長嶋）、鉄腕アトム、巨人の星、カバヤ相撲ガム、大相撲面子、ゲゲゲの鬼太郎などに高額査定がつきやすい。
リカちゃん人形
まんだらけ中野店で「3代目リカちゃん」が箱無しで3,000円ほど。ヴィンテージものについてはヤフオクで調べたので以下の通り。いずれも2020年9~11月にヤフオクで「旧タカラ 初代 リカちゃん レディリカ」が94,000円、「A1818 初代 リカちゃん人形」が87,500円、「BC-4946 当時物 希少 リカちゃんハウス」が81,000円、「旧タカラ初代リカちゃん着せ替え人形お洋服セット前髪あり/おへそドットなし/ドレス/ワンピース/昭和レトロ/レア/ドール/ツイスト」が64,000円で落札されている。
聖闘士聖衣大系(セイントロスシリーズ)・黄金聖衣(ゴールドクロス)
まんだらけ中野店では12宮セットで15万円を超える。箱の状態が良い前提で、それぞれ8,000円〜1万円ほどの相場となっており、全部が揃うと付加価値がつくイメージだ。
BB戦士・元祖SDガンダム
まんだらけ中野店の相場では、箱付き、未組立は3,000〜5万円程度の販売額となっている。元祖は既に廃盤となっており、今後相場の上昇が期待される。限定版になると最大5万円だが、限定版を除くと数千円程度の相場感。
ビックリマンシール・ビックリコ
スーパーゼウス、ブラックゼウスやヘッドロココを中心にビックリマンのシリーズごとに高価値のプレミアシールがたくさんある。ヤフオクで「旧ビックリマン6弾 ブラックゼウス」が30万円、「旧ビックリマン アイス12弾 ヘッドコンプ」が30万円、「旧ビックリマン ヘッド ネロ魔身 青プリズム」が186,000円、「《福袋版》【ヘッドロココ】ビックリマン 9弾 (魔炎突破タイプ) 稀少品 スリーブ付き」が165,000円、「旧ビックリマン 聖フェニックス 四角プリズム 完品級」が164,000円にて落札されている。尚、ビックリコは女性向けに販売されたビックリマンシールの別バージョンであり、流通数が少ない。
キン消し
ゼウスの森という買取店の相場で募集超人というシリーズの「マンモスマン」がなんと40万円の買取価格。マンモスマン含め、全般的に肌色、赤色、緑色の順で値段が高く、一番高い肌色が40万円、緑色で25万円の相場。「ザ・フェンシング肌色」が25万円、「鉄面鬼 肌色」が25万円、「ゴーレマン肌色」が8万円、「スーパーキン肉マンフェニックス肌色」が4.5万円など数万～数十万円前半の相場での買取を期待できる。募集超人以外に、超デカ消しの「グレートマッスル」、「SDキン消し」といったシリーズにも高額査定が期待できる。
ガン消し
買取コレクターによれば、「元祖SDガンダム パート3 ヘビメタガンダム」買取価格1,413円、「SDガンダム外伝 聖機兵物語 復活の聖機兵 邪機兵ダークタイラント」買取価格707円、「SDガンダム外伝 聖機兵物語 真聖機兵誕生 騎士ガンダムステイメン」買取価格236円といった相場で買取しており、特段レアなもの以外は1個5円弱程度の買取相場となっているようだ。まとめて売るようにしよう。尚、ガン消し以外にも、消しゴムで人気があるモノとして、「トランスフォーマー」の消しゴム、「仮面ライダー倶楽部」の消しゴム、バーコードバトラー、聖闘士星矢、スーパーマリオ、ドラゴンボールなどがある。
ミクロマン
トランスフォーマーと並び人気のミクロマン フィギュアであるが、現在当時の限定モノを中心に15万円を超える驚きの価値へと値上がりしている。テレビマガジンの限定品であった金メッキの「ゴールドミクロマン」は送り状や当時の封筒もあれば15万円ほどで売買される。ミクロマンは当時の価格で1体450円だったが現在はおよそ4～5万円になっており、当時の100倍という驚きの価値になっている。
ダイアクロン トレインロボ
買取コレクターによれば、「No.1 東海道新幹線」「No.5 L特急485系特急電車」が各1,208円、そして「特別限定車輛 No.10 クハ111型 急行電車 横須賀線色電車」は、先頭車両や片腕が欠品している状態で2,417円の査定額が出ている。
「タマゴラス」「虫タマゴラス」「ちゃ卵ぽ卵」
「ちゃ卵ぽ卵 CP-14 アッソラドン」「虫タマゴラス M-3 カミキリムシ」それぞれの買取額が1,208円等の査定額がつく。
トミカ、ミニカー
トミカは絶版トミカ、黒箱トミカ、青箱トミカ、ディズニートミカ、ホンコントミカ、トミカくじなど古く限定モノに高い価値が付き始めており、状態が良い限定モノでは最高で30万円近い査定額となる。ミニカーの類ではトミカ以外にもチョロQなどにプレミアがついている。
おすすめの買取業者
最後にブリキ・レトロ玩具の買取に適したおすすめ買取店を紹介する。
トイズキング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本全国に出張査定サービスを展開するトイズキングは、宅配買取や店頭買取にも対応している。おもちゃ全般、レトロ系から最新モノまで高額査定してくれることで定評がある。
トレジャー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本全国に査定サービスを展開するトレジャーは国内だけでなく海外製のおもちゃまで高価買取している。
買取コレクター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取コレクターは、東京都新宿区にあるおもちゃの買取業者。ブリキやレトロ玩具のプロが査定し、テレビや雑誌などにも紹介される有名で安心な買取業者だ。
ツナグ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
CLASSIC VINTAGE（クラシック ヴィンテージ）
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
廣凛堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
廣凛堂は、レトロ玩具の買取に特化した宅配買取店。主にヒーロー物、戦隊モノなどを扱っており、ガンプラ、仮面ライダーベルト、超合金、レトロゲーム機、レトロ家電などの買取にも力を入れている。特に1970年代から1990年代の品物は高値になりやすい。
まとめ
昭和レトロブームによって活況が生まれているブリキやレトロ玩具の魅力から、高額査定の要因を考えてみた。完全なる売り手市場とも言えるレトロ玩具を高価買取に繋げるためには、各ショップの参考買取相場を調査することが欠かせない。また買取店で「どんなラインナップを収集しているのか？」を把握することも愛用の人形や玩具の良い引き取り手を探すコツとなるため、ぜひ実践してみてほしい。
なかなか納得の価格で買い取ってくれる売却先が見つからない場合は、簡単な検索で相場を調べられる当サイト・ヒカカク！の活用もおすすめだ。
