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古着屋の開業に必要な資金・資格・準備期間は?

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更新日:2020/12/25
公開日:2019/05/11
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古着が好きで古着屋を開業したいと思っても、すぐに店舗を営業できるというわけではない。資金や資格、準備期間が必要であり、慎重に準備を進めなければならない。古着屋を開業するにはまず何から始めるべきなのか、何を用意すべきなのかについてご紹介する。古着屋の開業を考えている方は、ぜひチェックしてみてほしい。

古着屋の開業に必要な資金・資格・準備期間は?

古着屋の開業には古物商許可の取得が必須

事業を始める前には、どんな職業であっても警察署に営業許可をもらいに行かなければならない。独立して古着屋を開業し、古着屋の店長となる場合は、古物商許可の資格が必要である。

古物商許可は警察に届け出を出してから一ヶ月程度で受け取ることができる。古着屋を開業すると決めたらまず最初に古物商許可の申請をおこなうようにしよう。準備が整ってからでは許可が下りるまで時間をロスしてしまうことになる。

古物商許可の他に、開業届の提出も必要である。これは税務署に申請するもので、書類は事前に自宅でダウンロードして記入しておくこともできる。税務署に行けば書き方は青色申告の申請についても教えてくれるので、不明点は直接聞きに行くようにしよう。

開業届は提出したらすぐに認可されるので焦る必要はないが、開業してから一ヶ月以内に提出しなければならないという決まりがある。これを逃してしまうと税金の関係が難しくなってしまうので、早めに準備をしていこう。

古着屋を開業するための店舗を探そう

古物商許可の申請を出したら、次は店舗選びである。古着屋の店舗選びにはいくつかのポイントがある。より効率的に賢く経営ができるように、店舗選びは慎重におこなうようにしよう。

若者が多く集まる場所を選ぶ

取り扱うジャンルにもよるが、古着屋は若者向けの店舗が多い。そのため、ビジネス街や集まる年齢層が高めの土地よりも、若者が多く集まる場所から店舗を選ぶのがおすすめである。

若者が多く集まる場所には同じような古着屋が多く集まる傾向にあり競合店舗となるが、その分ついでに立ち寄ってくれるような客層も多いため、競合店舗が少ない場所よりも有利に経営を進められるだろう。若者が多い場所は土地代や家賃も安いことが多いので、初期費用があまりない方でも選びやすい場所が多いのもメリットの一つだ

人通りが多い一階の店舗を選ぶ

古着屋はインポートアイテムを高額で販売するというスタンスでなければ、薄利多売のスタンスを取る必要がある。低価格で古着を売って利益を得るには、できるだけ多くの顧客と取引をしなければならない。

そのために人通りが多い場所を選ぶことは大切だ。できれば初めての人でも気軽に入りやすく、新しい古着屋ができたと気づいてもらいやすい一階のテナントがおすすめである。2階以上のテナントを選ぶ場合は路面に看板を置くことができるか、わかりやすい宣伝ができるかどうか事前に確認しておくようにしよう。

築年数や面積は気にしなくていい

古着屋を経営するためには、それほど広い面積のテナントは必要ない。そのため土地面積についてはあまり気にすることはないだろう。また、建物の築年数も古着屋の経営にはあまり関係がない。古い建物や狭い土地の方が安く借りることができるため、築年数や面積についてはあまりこだわらずに選ぶことをおすすめする

古着屋の開業に必要な資金は300万円前後

古着屋を開業するためにはどれくらいの資金が必要なのかが気になるという方は多いだろう。古着屋の開業資金としては、店舗を確保するための資金、古着を仕入れるための資金、さらに備品をそろえるための資金と人件費が必要になる。それぞれを合計して、最低でも300万円ほど用意をしておかなければならない。

この金額は高額にも見えるが、飲食店やその他の業種の店舗を開業するよりは安く済んでいる。今回ご紹介するのは一例なので、より安く古着屋を始められる方法はないか考えてみるのも良いだろう。

店舗を確保するための資金

古着屋を開業するためにはまず店舗を確保しなければならない。店舗を借りる際は毎月の家賃だけではなく、敷金、礼金、さらに仲介手数料なども必要である。場合によってはリフォームをしたり、改装することでさらに資金が必要となる。

1坪1万円、15坪程度の土地を借りる場合は、敷金礼金などを含め最初に120万円ほどがかかる。古着屋の開業資金の約半分ほどは店舗を借りるための資金になると考えておこう

古着を仕入れるための資金

古着屋を開業するにはまず大量の古着をそろえる必要がある。商品の品ぞろえが良いという印象を持ってもらうためにも、最初に2000着ほど用意しておくのがベターだ

卸し業者から購入する、安い古着屋から仕入れる、メルカリやヤフオクで仕入れるなど仕入れの方法はたくさんある。海外から買い付けているという古着屋もあるが、この場合は資金がさらに大量に必要になるため初期費用をおさえたい方にはおすすめしない。仕入れるための金額も高額になり、売れないリスクも高いため、最初から海外買い付けをおこなうことは避けたほうが良いだろう。

備品をそろえるための資金

古着屋を経営するためには、レジスターや金庫などの備品が必要である。最近はスマホやタブレットを使って会計ができるシステムを導入している店舗も多いので、レジスターを購入するのとタブレットを購入するのと、どちらが経済的かを考えてから購入するようにしよう。タブレットで会計をする場合でも現金を管理する金庫は必要である。

さらに、古着を陳列するための什器、棚、ディスプレイに必要なアイテム、インテリアなども必要になる。ボールペンなどの文房具を含めたこまごまとした備品も、店舗の開業には必要だ。あとから必要な備品が出てくる可能性も多いので、備品代については多めに見積もっておこう

スタッフの採用・賃金

古着屋を開業するには、同じく古着が好きなスタッフを採用する必要がある。求人を出すには十万円以上かかることが多く、良い人材がいなかったとしても広告費用などは必要だ。SNSを利用してスタッフを募集するという方法もあるが、ある程度知名度がなければ難しいと言えるだろう。

また、採用条件も古着が好きというだけでは物足りない。オープニングスタッフにふさわしい、古着についての知識が豊富にある、接客経験がある、古着屋での勤務経験がある、さらにシフトにしっかり入ってもらうことができるというスタッフを見つけられるようにしていこう。

スタッフの賃金をいくらにするのかも考える必要がある。安すぎても人は集まらず、高すぎると赤字になってしまう。十分に支払える範囲で、双方が納得する価格を考えていこう

宣伝費用はできるだけおさえる

古着屋だけでなく、新しい店舗、事業を始めて軌道に乗せるためにはより多くの顧客をつかむ必要がある。そのために必要なのが宣伝だ。しかし、宣伝費用は多くの人が想像しているよりも高額である。

宣伝を怠ると多くの人に知ってもらうことができなくなるが、最初は宣伝費用をおさえてできるだけ安く宣伝ができるようにしていこう。まずはSNSのアカウントを作成しよう。ツイッター、インスタグラムなど、無料で開設できるアカウントを作り、店舗の近くに住んでいるユーザーや店舗に興味を持ってくれそうなユーザーにアクションしてみよう。

アカウントをフォローすることで割引などのキャンペーンをつければ、より多くの人に知ってもらうことも可能になる。ホームページを作る際は、プロに任せて綺麗で見やすいサイトを作るようにしよう。

特にネットでの買取販売をおこなう際は、ユーザーがショッピングをしやすいと思ってくれるようなサイト作りが大切である。無料のサーバーや素人の知識では綺麗で見やすいページは作れないため、宣伝に費用をかけるとすればホームページ作りに専念するようにしよう

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古着屋を開業するまでの準備期間

古着屋を開業するにはどれくらいの準備期間が必要なのだろうか。まず、先ほどもご紹介したように古物商許可が下りるまでには一ヶ月程度かかる。店舗を探す期間も一ヶ月以上は見て、じっくり考えたいところだろう。

さらに良い店舗が見つかったとしてもすぐに借りられるわけではない。二ヶ月後、三ヶ月後からの契約となることが多く、店内を改装する場合はさらに時間がかかる。

また、十分に古着を買い付ける時間も必要だ。メルカリなどで一着ずつ購入していると予想以上に時間がかかってしまうため、実際の店舗を回って大量に仕入れるようにすることもおすすめだ。短期間でたくさんの古着をそろえて、できるだけ早く開業できるようにしていこう。

古着屋の開業までに必要な準備期間は最低でも三ヶ月、よりこだわりを持って改装や買い付けをおこなう場合はさらに時間がかかると思っておこう。しかし、期間が長引くようでも事前にこの時期までに開業する、という目標を持って行動をすることは大切だ。期間を決めずに準備をしていると開業の目処がなかなか立たず、失敗してしまう可能性が高くなる。

ネットで開業することのメリット

初期費用をおさえて古着屋を開業したいという方におすすめなのがネットでの開業である。店舗を持たずにネットでのみ買取販売をおこなう経営方法にはさまざまなメリットがある。ネットでの古着屋経営のメリットをチェックしてみよう。

人件費の削減になる

店舗を持つとなると、従業員の確保は必須である。自分が休んだり買い付けに行くための日程も必要になり、さらに接客も複数人が必要になる。しかし、ネットでの経営なら接客に必要な人員を削減することができる

買い付けに行っている間店舗を閉める必要もなく、いつでもユーザーに品物を見てもらうことが可能だ。採用のために求人を出したり、採用のための費用を考えたり、シフトを考える手間も省ける。ネットでの経営は小規模な古着屋の場合一人で賄うことができるため、人件費の節約になるのは大きなメリットと言えるだろう。

家賃の削減になる

古着屋の経営の中でももっともコストがかかるのが家賃である。家賃は毎月の売上に関係なく支払う必要があり、また初期費用としても敷金や礼金、仲介手数料が必要になる。先述のとおり古着屋を開業するための資金の約半分ほどは土地代、家賃代になってしまう。ネットでの経営であれば、場所は関係なく倉庫を借りたり自宅で営業をおこなうことも可能なので、家賃の削減に大きく役立ってくれることだろう。

さらにネットでの経営であれば、なかなか古着屋の店舗に行けない地方に住む方や海外に住む方にも商品を見てもらい、購入してもらうことができる。こちらもスムーズな経営に関しては大きく役立ってくれることだろう。

営業時間を気にしなくて良い

店舗を営業するには営業時間を決める必要がある。一日に12時間営業して週に一日の休みを取るとすると、残りの時間や休業日は売上を上げることができない。営業時間内に来店できない人に購入してもらうことができず、顧客やリピーターを獲得するチャンスを失ってしまう。しかし、ネットで営業することで24時間365日すぐに商品を購入してもらうことができる

新作なども一目瞭然になるため、さらに顧客は購入しやすいと感じてくれることだろう。ネットで古着を購入するという方は増えてきており、今後さらに顧客が増えていくことが予想される。リピーターを獲得するためにも、迅速な対応を心がけるようにしよう。

SNSを使った集客がしやすい

顧客獲得のためには宣伝が必要不可欠である。しかし、チラシを作ったり看板を設置するためには費用が必要になる。広告を出すだけでも何十万円とかかってしまい、対効果費用も高いとは言いにくい。

しかし、ネットでの経営ならSNSを利用することで無料で広告の代わりにすることができる。ネットでの広告は看板やチラシよりも安く、さらに的確にターゲットを絞って宣伝することができる。その分集客に繋がりやすくなり、売上アップも期待できるようになるだろう。

SNSを使っている若者は非常に多く、ネットで話題になることでそのまま集客に繋がるというケースも少なくない。SNS映えのする投稿をおこなうことで若者の興味を引くこともできる。

まとめ

古着屋の開業について、必要な資格、資金、準備期間についてご紹介した。古着屋の開業には初期費用や資格の申請、さらに準備期間や店舗選びの知識なども必要になる。スケジュールを立てて、計画的に開業に向けて準備を進めていくようにしよう。

コツをおさえることで古着屋という事業の成功へ近付くことができるだろう。どこにどれだけ費用をかけていくか、コストダウンするにはどうしたら良いのかなど、このコラムを参考にして上手に経営を始めてほしい。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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