いらない物は捨てる時代から売る時代へと変わった。同様に欲しいものを少しでも安く購入するため、リサイクルショップやフリマアプリを利用する人々も増えている。消費が減少する時代の中で、いまだに中古市場は伸びしろのある分野だ。
そんな中古市場で注目される買取業者例として、さすがや・わかば・ジュエルカフェがが挙げられる。もし「古物商の許可を取得して自分でお店を持つか、有名店舗で働くか迷っている」「買取店のフランチャイズオーナーになりたい」なら、さすがや・わかば・ジュエルカフェをチェックしてみてほしい。
本記事のポイント
- 店を持つべきか、フランチャイズオーナーになるべきか、店長を目指すべきか
- 初期費用などの情報を徹底比較
- 各店舗を比較したときに、どのような人がおすすめか

無店舗型の出張買取ビジネスモデルのFC募集がスタート

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
さすがや
全国に31店舗を展開するさすがやは、2018年に設立された新しい会社である。しかし、設立から数年で年間の買取額は、チェーン全体で10億円規模にまで成長。国内外に強いパイプを持ち、海外のブローカーとも連携しているため、世界相場で品物を最大限の評価・買取できるのがさすがやの強みだ。
さすがやでは、フランチャイズオーナーを随時募集しているほか、直営店での求人も募集している。フランチャイズオーナーを目指すか、もしくは直営店で店長を目指すか、よく考える必要があるだろう。
さすがやフランチャイズの特徴さすがやのフランチャイズは、月額7万円の1プランのみ。加盟店が買取った製品は、本部に売却するシステムとなっている。そのため、買取った時点で収益の確保が可能。また在庫を抱える必要もない。省スペースでの開業が可能だから、高額な資金は不要だ。アルバイト1名との2人体制で十分に店舗をまわせるため、開業後のランニングコストもかからない。
初期投資・ランニングコストの低さ、そして即利益化できるところが、さすがやのフランチャイズオーナーになるメリットだろう。
さすがやでは、そのほか細かなフランチャイズ情報は公開していない。興味をもったなら、問いあわせをする必要がある。独自の条件を満たせば、さすがやのフランチャイズオーナーとして開業できるだろう。
さすがやの直営店の特徴オーナーになるほか、さすがやの直営店で働くという選択もある。さすがやは、完全反響営業のため無理なセールスは不要だ。店舗に来店した見込み客のみへの接客となるため、成果が出やすいのが特徴だ。独自の教育マニュアルがあり、3ヶ月という十分な研修が用意されている。宝石や貴金属、ブランド品の知識がなくても問題はない。
未経験として入社をしても、一般社員、店長とステップアップできる点も魅力だ。努力次第で、その上のエリアマネージャー、マネージャーというキャリアアップも可能だ。
さすがやのフランチャイズ加盟がおすすめな人
さすがやのフランチャイズオーナーになるのがおすすめの人は、以下のような人だ。
- ・初期費用を抑えたい
- ・買取専門がいい
- ・ランニングコストを抑えたい
- ・広い土地や建物は用意できない
- ・リスクは最小限にしたい
- ・一人で営業したい
プラン料金は月に7万円、必要な広さは2~3坪、在庫を抱えるリスクもなく即収益化が可能なさすがやのフランチャイズは、一人での営業スタイルも可能だ。また、初期費用・ランニングコストを抑えつつ販売ルートを考える必要もないシンプルなシステムローリスクでの経営ができる。
さすがやの店舗で働くのがおすすめな人
- ・初期費用はかけたくない
- ・査定スキルや接客をイチから学びたい
- ・未経験から店長、マネージャーを目指したい
投資する資金が0であっても、さすがやなら未経験者でも店舗を任せられる店長にキャリアアップが可能だ。早ければ、入社3ヶ月で店長に昇進という例もある。十分な研修が用意されているため、さすがやで働けば査定・鑑定スキルもしっかりと身に付くだろう。堅実な道を選びたい人におすすめだ。
わかば
わかばは、2016年の設立以来、急成長中のフランチャイズだ。3年で100店舗達成、現在は全国に150店舗以上もの展開をしている。
買取品目は、業界最多の10万点以上だ。最短3ヶ月で投資の回収が見込める優良フランチャイズといえる。リサイク・リユース業界でフランチャイズに加盟したいと考えているなら、候補にいれておくべき企業である。
わかばのフランチャイズの特徴わかばのフランチャイズに加盟するために必要な初期費用は、加盟金の250万円 のみ。あとは、月々固定ロイヤリティとして25万円/月が発生する。それ以外の研修費用やシステム利用料ほか内装工事などの仲介手数料は無料である。
わかばのフランチャイズの特徴は、本部のノウハウにより商業施設内などに出店できること、競合相手のいない高い収益の見込める立地へ出店できることだ。これはわかば独自の物件開発能力 によるものである。これにより、安定した集客と収益を見込める。
また、もうひとつ特徴的なのがAIを活用した真贋鑑定システムだ。顧客から査定依頼された製品を端末でスキャンするだけである。すると99%の鑑定精度というAIが、ブランド品の真贋判定をおこなってくれる。万が一の場合には、システム運営会社による買取金額返金保証があるため、未経験者でも心配はいらない。
さらにわかばでは、フランチャイズ加盟後、開業してからもスーパーバイザーが常駐しておこなわれるOJT研修期間を2週間もうけている。研修が終了した後も定期的にスーパーバイザーが訪問・相談にのってくれ、LINE相談も可能だ。こうしたサポートが手厚いところもメリットだろう。
なお、わかばでは買取った製品の卸売り先は、本部が紹介してくれる。実際の売却先は、オーナーが自由に選べるほか、自ら新規開拓も可能と自由度が高い。
わかばのフランチャイズ加盟がおすすめの人
- ・費用は明確な方がいい
- ・立地にこだわりたい
- ・手厚いサポートを求めている
- ・自由度の高い商売がしたい
- ・早期に投資を回収したい
250万円の加盟金は必要なものの、それ以外は毎月の固定ロイヤリティのみというわかばのフランチャイズ費用は明快だ。研修後のサポートが手厚く、いつでも相談可能な体制も未経験者にとって心強いだろう。自分で卸売先を決定できるなど、工夫と努力次第でどんどん売上を伸ばせるのも魅力といえる。
また、集客や収益を左右するポイントとして立地を重視する人も多いだろう。わかばなら、独自のノウハウにより商業施設や競合の以内場所への出店が可能となるため、この問題もクリアできる。
ジュエルカフェ
ジュエルカフェは、全国に250店舗も構える買取専門店だ。買取専門店としては、国内でも大手といえるだろう。ジュエルカフェで買取りを強化している品目は、金・ダイヤモンド・宝石・ブランド品・金券・切手など。また、化粧品やアルコール類も積極的に買取をしている。
ジュエルカフェは、全店が直営店であり、フランチャイズ展開はしていない。そのため、オーナーとして店舗を経営することは不可能である。ただし、業績が好調ゆえに求人を見つけることは難しくない。ジュエルカフェを選ぶなら、オーナーではなくいち従業員として働くことになる。
ジュエルカフェ直営店の特徴ジュエルカフェの求人は、アルバイト・パートと正社員の2つにわかれている。求人数が多いのは、前者のアルバイト・パートだ。だが、管理職候補の正社員の募集求人もみつけることができる。アルバイトやパートは、未経験者歓迎、年齢などの条件もない。ただし、管理職候補となる正社員の場合、キャリア形成をはかるため30~35歳程度までの年齢制限がある場合もある。当初から店長として採用するケースもあるが、この場合は接客や営業経験などが求められる。
また、アルバイトやパートから正社員登用も可能となっている。アルバイト・パート、正社員ともに研修体制が整っているのが、ジュエルカフェの特徴だ。女性スタッフが中心の買取専門店というのも特徴のひとつといえるだろう。
報酬は、パート・アルバイトは時給制である。店舗や地域によっても、時給に違いが見られる。時給1,000~1,300円あたりが多い。正社員の場合は、月給制となっており、240,000円~である。
ジュエルカフェの直営店で働くのがおすすめの人
- ・アルバイト、パートからスタートしたい
- ・店長やマネージャーなどキャリアアップを目指している
- ・接客が好き
- ・女性が働きやすい職場を探している
- ・ノルマなく安定した収入が欲しい
ジュエルカフェは、全店直営店ということもあり、個人が背負うリスクはないといえる。販売と違い、買取専門だからノルマもない。大きく稼ぐというより、安定して稼ぎたい人向けだろう。アルバイトやパート求人が多く、採用条件も厳しくない。したがって、アルバイトやパートからスタートして、正社員になる道を選ぶのもいいだろう。スタッフは男性3対女性7という割合のため、女性が活躍しやすい職場といえる。

買取専門店はフランチャイズと直営店どちらが稼げる?
買取専門店は、フランチャイズに加盟しオーナーになるのと、直営店で店長を目指すのでは、どちらが稼げるのだろうか。個人が得られる収益でいえば、答えはフランチャイズオーナーだ。だが、フランチャイズオーナーになるためには、初期費用が必要となる。さすがや、わかばを見てもわかるように、毎月のロイヤリティも発生する。さすがや、わかばは優良フランチャイズであり、コストも安いが、それでもノーリスクでない。
稼ぎたいのであれば、フランチャイズオーナーなのは間違いないが、一応リスクについても頭にいれておきたい。リスクもあるからこそ、フランチャイズに加盟する時は、母体となる企業選びが大切になる。
買取専門店を個人で開業がするのとフランチャイズ加盟ではどちらがいい?
古物商を取得し、個人で買取店を開業するか、フランチャイズのオーナーになるかの二択で迷う人もいるだろう。どちらも買取店を運営するという意味では同じだが、その実態はまったく違う。
フランチャイズオーナーの場合、開業から運営にいたるまで本部からさまざまなサポートを受けられる。まず、さすがややわかばのフランチャイズでは、在庫を抱える必要がない。さすがやは、本部がすべての品を買取し、わかばでは卸売り先を紹介してくれる。在庫を抱えないからこそ狭い立地でも開業が可能だ。初期費用を抑えることにも繋がる。また、顧客から買取った品がすぐに収益に繋がるのも買取専門フランチャイズの強みだ。
一方、自分で店を構える場合、買取った品を在庫として保管する場所が必要となる。土地や物件も在庫を考慮して選ばなければいけない。そのため、フランチャイズより初期費用がかさみがちだ。そして在庫の売却ルートも自身で確保・開拓していく必要がある。もし、売却できなければ在庫が増えるだけで、収益が発生しないというリスクが生まれてしまう。また、フランチャイズ加盟のメリットには、集客力があることも忘れてはいけない。個人の店舗と比較した際の圧倒的な知名度が、集客力に繋がっている。

その代わり、フランチャイズに加盟すると恩恵を受けるかわりにロイヤリティが発生する。例えば、さすがやは7万円/月、わかばは25万円/月だ。企業によっては、そのほかにもシステム利用料などの名目で料金が発生するケースもある。
よく比較して店を持とう
自身で店を持ち経営するなら、本部へ支払う費用は0。同じように収益をあげられるなら、ロイヤリティなどが不要な分、プラスとなるだろう。とはいっても未経験者が0から始めるのであれば、集客力があり、さまざまなサポートや恩恵を受けられるフランチャイズオーナーがおすすめだ。
とはいえ、フランチャイズもその中身は千差万別である。よく比較して選ぶことを忘れてはいけない。
無店舗型の出張買取ビジネスモデルのFC募集がスタート
