ドンペリことドン・ペリニヨンは、もっとも名の知れたシャンパンだ。飲んだことがなくても名前を聞いたことがある人は多いだろう。
今回取り上げるドン・ペリニヨン ヴィンテージは、ドンペリの中でもスタンダードな種類で取り扱っている店舗も多い。贈り物としても人気だ。
しかし、プレゼントされたが箱のまま手つかずという人もいるのではないだろうか。ドンペリは状態にもよるが、買い取ってもらうことができる。こちらのコラムでは、買取相場や査定情報、売るときのポイントなどを紹介していくので参考にしてほしい。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ドン・ペリニヨン ヴィンテージとは
はじめにドンペリの歴史について触れておこう。ドン・ペリニヨンとは人の名前で、フランスの修道院で酒庫係として任命されていた人物である。
ミサでワインが使われることもあり、修道院とワインには深い関係があるのだ。ドン・ペリニヨンはシャンパン造りに欠かせない功績を残したと言われている。
ドン・ペリニヨンが他界した後、現在のドンペリの生産者であるモエ・エ・シャンドン社が彼の在籍していた修道院とブドウ畑を所有した。そして、ドン・ぺリニヨンというブランド名の商標登録をしたことから、ドンペリは世に出ることになったのだ。最初に販売されたのは、1921年に収穫されたブドウのみで造られたドン・ペリニヨンである。
ヴィンテージの意味
ドンペリには複数の種類があり、ピンドンことロゼをはじめ、エノテーク、ルミナスなどがあるが、ヴィンテージはもっともスタンダードなドンペリだ。
ヴィンテージという名前が付くため、製造年が古いものや寝かせてあるものだと勘違いされやすいが、ドン・ペリニヨン ヴィンテージとは単一年に収穫したブドウのみで作られたシャンパンのことである。
これは、シャンパンのボトルに貼られているラベルに2005と表記があれば2005年に収穫されたブドウのみで作られている、ということだ。基本的に作柄が良い年にのみ作られるため、毎年コンスタントにヴィンテージができるわけではない。
また、ブドウの収穫量によってできるシャンパンの量も異なるため、価格や市場に出回る数も変動する。平均的な熟成期間は約8年で、販売価格は1本あたり15,000円~だ。
ヴィンテージとノンヴィンテージの違い
ドンペリが面白いのは、製造年によって味が違うという点だ。収穫する年によってブドウの味が異なるため、酸味が強かったり甘味があったり、まろやかだったり重かったりとさまざまな表情になる。
ヴィンテージとノンヴィンテージの違いは、ヴィンテージが単一年の単一品種であるのに対して、ノンヴィンテージの場合は収穫した年、品種、畑などすべて異なるブドウを混ぜて作られるところだ。そのためラベルに年号表記がなく、品質が安定しており微調整が利く。販売価格も比較的リーズナブルだ。
ドン・ペリニヨン ヴィンテージを買い取ってくれる業者とは
ドン・ペリニヨン ヴィンテージはいくらで売れるのか。そもそもどこで買取可能なのか見ていこう。
お酒専門の買取業者
お酒の買取をしている業者は多数ある。お酒と一口に言っても日本酒や焼酎、ビールのほか、ブランデーやリキュールなどの洋酒、ワインなどさまざまな種類があるため、ドンペリを売るならシャンパンの取り扱いに慣れている専門業者が一番だ。
お酒専門の買取業者なら、種類ごとに精通したスタッフが在籍している場合も多く、適正価格で買い取ってくれる。特にドンペリは保存や取り扱いが難しいお酒なので、信頼のおける業者を選ぶのがおすすめだ。
総合買取業者
お酒専門の買取業者以外には総合買取業者でもいいだろう。総合買取業者ならお酒の取り扱いもあり、専門スタッフがいる場合も多いので安心して査定を依頼できる。
また、総合買取業者は規模が大きいこともあり、さまざまな買取方法に対応していることが多い。遠方に住んでいて近くに店舗がなかったり、買取希望のドンペリが複数あるため取りに来てほしいといった場合に便利だ。
売るならここ!ドン・ペリニヨン ヴィンテージおすすめ買取業者
ドンペリはお酒専門の買取業者や総合買取業者に売却できるが、具体的にどの業者に依頼すればいいのか迷う人も多いだろう。こちらでは、ドン・ペリニヨン ヴィンテージを売るのにおすすめの買取業者をいくつか紹介するので参考にしてほしい。
博多の大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
チケットやブランドアイテムの売買で有名な大黒屋。お酒の買取も積極的におこなっており、ドンペリは強化買取アイテムに指定されている。高額買取も十分ねらえだろう。
気になる買取方法は宅配・店頭・出張の3種類。全国各地に店舗があるので、店頭買取も利用しやすい。その場で現金化されるスピーディな対応で、すぐに売りたい人にぴったりだ。
買取実績は年間150万件以上と、業界でもトップクラスを誇る。納得のいく取引ができるはずだ。
横浜のライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ライフバケーションはお酒専門の買取業者だ。ドンペリは種類を問わず高額買取の対象となっている。廃版となったエノテークは特に高値で取引されているので、売却を考えている人は査定を依頼してみよう。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類だ。横浜本店以外にも、首都圏を中心に6店舗あるので近くの人は足を運んでみてほしい。来店予約不要で、その場で査定し現金化される。
店舗が遠い場合は全国各地から利用できる宅配買取がおすすめだ。事前見積もりが5,000円以上なら、送料がかからない。
札幌のジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取専門のジョイラボ。シャンパンやワイン、ブランデー、焼酎など種類を問わず世界各国のお酒を買い取っている。
ドンペリは買取強化銘柄となっており、高く買い取られる傾向だ。お酒を専門に扱っているため、査定の目も信頼できるだろう。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類。どの買取方法でもユーザー負担は0円なので、気軽に利用できる。程度にもよるが状態の悪いお酒も買い取ってくれるため、他社で断られてしまったドンペリも相談してみよう。
名古屋のバイセル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイセルは、お酒や着物、腕時計、カメラ、家電、楽器など幅広いアイテムを買い取る業者だ。お酒の買取は査定経験豊富な鑑定士が対応してくれるので、安心して依頼しよう。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類となっている。家から出ずに買取が完結する出張買取は、無料で利用可能。最短で申込当日の訪問もしてもらえるので、すぐに売りたい人にもおすすめだ。買取完了後のアフターフォローサービスもあり、信頼のおける業者だと言える。
仙台のさすがや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
さすがやは、金やプラチナ、腕時計、宝石など貴金属をメインに買取をおこなっている。お酒も買取対象で、ドンペリの買取実績も多い。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類。全国各地に店舗展開されているうえ、立地は駅前やショッピングモール内が多く足を運びやすい。
まとめ売りで買取価格がアップしやすくなる。ドンペリ以外にも売りたいものがあれば、まとめて売却することを考えてみよう。
心斎橋の福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんは、お酒やブランドアイテム、貴金属、古銭、切手などを買い取る業者だ。幅広いアイテムを買い取っているが、アイテムごとに経験と知識豊富な査定士が対応してくれるので安心して依頼できる。
国内外に豊富な販売ルートを持っているため、高額買取が可能。買取金額は業界トップクラスだ。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類。利用できる地域は限られるが、女性限定の出張買取レディースプランがある。受付からアフターフォローまですべて女性スタッフが対応してくれるサービスで、女性も安心して利用できると好評だ。
新宿のストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
都内に3店舗を構えるストックラボは、ブランドアイテムやお酒などを買い取っている。まとめ売りで買取金額が大幅にアップするシステムなので、売りたいものが複数ある人にぴったりだ。
買取方法は宅配・店頭・出張の3種類。一番人気の宅配買取は送料無料で利用できるうえ、梱包用の段ボールが必要な場合は無料キットもあるので便利。万が一、査定に納得がいかずキャンセルしたくなっても、返送料がかからないのはうれしいポイントだ。
渋谷のリンクサス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リンクサスではお酒を専門に買い取っている。シャンパンやワイン、ブランデー、日本酒などはもちろん、空き瓶や空ボトルも買取対象だ。
開封してしまったお酒は買取対象外だが、ボトルを買い取ってもらえる可能性があるため、捨てずに相談してみてほしい。思いもよらず高く売れる場合もある。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つ。ユーザーに寄り添った対応が人気の1つで、査定料や送料などは一切かからない。独自の販売ルートと市場動向のチェックで高額買取を実現させているため、顧客満足度も高く安心して依頼できる。
ドン・ペリニヨン ヴィンテージの買取相場
ドンペリ ヴィンテージの買取相場だが、2019年3月時点では8,000~15,000円だったものが、2022年10月時点で15,000~45,000円となっている。ヴィンテージはドンペリの中でも比較的手に入りやすく流通量もそれなりにあるため、ほかのドンペリよりも買取金額は低い傾向だ。
とはいえ、年号によってはもっと高く売れるドンペリも多数存在する。ヴィンテージは作柄の良い単一年のブドウのみで作られているため、ブドウの収穫量によって製造できるシャンパンの量がきまってしまう。もともと市場に出回る数が少ないため、買取価格はほかのシャンパンよりも高額になる傾向が強い。
さらに、品質の良いブドウでも収穫量が少なければ少ないほど出来上がるシャンパンの数も少なくなり、結果的にその年のドンペリはより価値が上がるのだ。お酒は消えもので、特にドンペリは保存が難しいものであるため、業者によって買取金額の付け方は異なる。
ただし、ドンペリの需要が高ければ、高値で買い取ってくれるのは原則だ。ドンペリは高級シャンパンとして知られているので、よほど状態がひどくない限り売れないことはない。だが、地域や業者によっては需要が低いこともあり、その場合は高額で買い取ってもらうのが難しくなる。業者選びは慎重におこなおう。
ドンペリはいくらで売れる?買取価格一覧
製造年や種類によっても異なる買取価格だが、ヴィンテージに限らず、ドンペリはいくらで買い取られているのだろうか。実際に大黒屋で取引があった買取価格を調査してみた。
銘柄 | 買取価格 |
---|---|
ドン・ペリニヨン P3 1992 | 20万円 |
ドン・ペリニヨン アンディウォーホル ヴィンテージ 6本セット | 17万円 |
ドン・ペリニヨン レゼルヴ ドゥ ラ ベイ(ゴールド) 1999 | 12万円 |
ドン・ペリニヨン レゼルヴ ドゥ ラ ベイ(ゴールド) 1998 | 9万円 |
ドン・ペリニヨン エノテーク(プラチナ) 箱・冊子付 | 9万円 |
ドン・ペリニヨン ヴィンテージ 2009 ジェロボアム 3000ml 箱・冊子付 | 8万円 |
ドン・ペリニヨン レニークラヴィッツ ロゼ 箱付 | 2.3万円 |

発売時期が話題になったドンペリ2008の買取価格
当たり年とも言われる2008年のドンペリ。変則的な発売となったことでも話題となった。
それは、ドンペリ史上初、発売時期が前後したというもの。詳細としては、ドンペリ2009が2017年に発売されたのに対し、ドンペリ2008は2019年に発売されたのだ。2008年のブドウは酸味が強かったため、長期熟成が適していたために起きた。
結果として、ブドウの出来が傑出と言われたドンペリ2002と肩を並べる優良ヴィンテージとなったのだ。以下に各社での買取価格を記載したので見てみてほしい。
買取業者名 | 銘柄 | 買取価格 |
---|---|---|
ジョイラボ | ドン・ペリニヨン ルミナス ロゼ 2008 | 3.6万円 |
ジョイラボ | ドン・ペリニヨン 2008 | 1.3万円 |
さすがや | ドン・ペリニヨン ロゼ 2008 | 2.6万円 |
大黒屋 | ドン・ペリニヨン ヴィンテージ 2008 レガシーエディション | 1.7万円 |
高山質店 | ドン・ペリニヨン ヴィンテージ 2008 | 1万円 |

ドンペリ2009の買取価格
ドンペリ2009はドンペリ2008より早く発売された1本で、当たり年とも言われている。ウッディなバニラとトーストされたブリオッシュの香り、フルーティーな香りと太陽のような力強さが楽しめる逸品だ。
ドンペリファンからも人気のある銘柄で、買取市場でも需要が大きい。買取価格は14,000円前後となっている。箱の有無によっても差が出るので注意しよう。
偉大なヴィンテージの異名を持つドンペリ2004
2004年のドンペリも当たり年と言われている。こちらも2002年同様、ブドウの出来が傑出であった。
シャンパン好きを唸らせる味わいで、ドンペリのヴィンテージの中でも「偉大なヴィンテージ」の異名を持つほどだ。フランスのワイン専門誌である、レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(旧ル・クラスマン)からも大絶賛されている。
買取市場でも人気があり、白は20,000円前後、ロゼは35,000円前後で買い取られることが多い。状態にも左右されるので、売りたい場合は保存状態もチェックしよう。
奇跡のヴィンテージ ドンペリ2010の買取価格
2010年のドンペリは、ブドウの生育に関わる自然の試練があった。大きな賭けに出ることで、過去30年間で最高の出来とも言われるドンペリが完成。奇跡のヴィンテージと言われるドンペリだ。
また、レディーガガとコラボした限定ギフトボックスも話題となった。味わいや話題性で中古市場でも需要の高いドンペリ2010は、15,000円ほどの買取相場となっている。
銘柄 | 買取価格 | 買取業者名 |
---|---|---|
ファイブニーズ | ドン・ペリニヨン ブリュット 2010 | 2.3万円 |
ジョイラボ | ドン・ペリニヨン 2010 | 1.4万円 |
キングラム | ドン・ペリニヨン 2010 | 1万円 |

最高価値のドンペリ 1995の買取価格
ドンペリの最高価値は1995年のヴィンテージだ。ホワイトゴールド・ジェロアボムという銘柄で、2008年に発売されたが中身はドンペリ1995。ボトルを覆いつくすホワイトゴールドの限定デザインで、100本しか作られていない。
プレミアム感が高く、買取相場は450万円となっている。そのほかのドンペリ1995買取価格は以下の通りだ。大黒屋における実際の買取価格を調査した。
銘柄 | 買取価格 |
---|---|
ドン・ペリニヨン レゼルヴ ドゥ ラ べイ 1995 | 13万円 |
ドン・ペリニヨン エノテーク(黒) 1995 | 4.5万円 |

古いドンペリは買取可能?
正しい保管方法で年数が経ち熟成されたドンペリは、味わいの変化が楽しめる。買取業者でも問題なく買い取ってもらえるだろう。
だが、ただ時間が経って古くなってしまったドンペリはどうか。業者によっては買い取ってもらえるが、劣化が激しいと買取価格も下がってしまう。熟成度合いで3度の飲み頃があると言われるドンペリだが、ワインセラーで適切に保管できない場合はすぐに売るのがおすすめだ。
業者選びはヒカカク!が便利
ドンペリを少しでも高く売りたいと思うのは当然だ。しかし、どの業者が高く買い取ってくれるのかを見極める必要がある。
買取業者を選ぶ際は、最低でも3社以上から見積もりを取り比較するのがおすすめだが、1件ずつ問い合わせるのは手間だ。そんなときはヒカカク!を使ってみてほしい。
ヒカカク!は簡単な操作で査定依頼ができ、最大20社からの結果が届く。無料で使えるサービスなので、賢く利用して高額買取をねらおう。
ドン・ペリニヨン ヴィンテージを売るときのポイント
ドンペリのヴィンテージは比較的高値で取引される品物で、前述の通りお酒専門業者か総合業者に買取を依頼するのがおすすめだ。加えて、より高い金額で買い取ってもらうためにいくつかポイントがあるので見ていこう。
高く売る方法については、以下のコラムも参考にしてほしい。

まとめて売る
ドンペリを贈り物としてもらったり、何かの記念に購入したはいいものの、もったいなくてなかなか開けられないという人は多いだろう。箱のまましまっているだけという状況ではないだろうか。
ドンペリ以外にも飲まずにおいてあるお酒があるなら、まとめて売るのがおすすめだ。買取業者によって差はあるが、1本ではなく複数本まとめて査定に出すと買取金額がアップすることがある。
買取業者は何回も査定する手間やコストを削減できるため、まとめて売るとその分を査定額に上乗せしてくれるという仕組みだ。自宅で眠っているウイスキーやワインなどのお酒があるなら、迷わずまとめて売ってしまおう。
付属品をそろえておく
ドンペリの査定額を上げたいなら付属品はそろえておくのが得策だ。付属品には箱や替栓、冊子などがあるが、特に箱の有無は査定額に大きく影響する。
箱は見た目以外にも、光を遮断したりホコリやゴミを防いでくれる役割があるのでとっておくと役に立つ。また、付属品や箱はとっておくだけでなく、査定前にはやわらかい乾いた布で汚れやゴミなどを取り除いておこう。
製造年を確認する
ワインと同様、製造された年で価格が変わってくるのがシャンパンだ。たとえば、ドンペリのロゼの場合、買取価格は大体16,800円~21,000円となっているが、ある業者では2004年もののロゼは査定額8,500円なのに対して、2003年もののロゼは12,000円となっていた。たった1年の差で、3,500円もの査定額の差が出てくるのだ。
ドン・ペリニヨン ヴィンテージの場合も同じで、当たり年と言われる年のものは通常よりも高値で取引されるため、製造年の確認はしておこう。特に2002年、2009年のシャンパンはブドウの出来もよく、高く評価されている。
保管に気を付ける
これはドンペリを雑に扱って数年経過している場合あまり意味はないが、保管方法は大事なポイントだ。ドンペリはもともと品質管理が難しく、本場でも年間を通じて気温10度程の洞窟内で熟成されている。ドンペリは温度の変化にとても敏感なのだ。
高級なお酒ゆえ、もったいなくてなかなか開けられない人も多いドンペリだが、おいしさを保つために保存方法には注意しよう。冬場は良いとしても、日本の夏は高温多湿なため温度管理は重要である。ワインセラーでの保管が理想だが、難しければ野菜室に入れておこう。扉の開閉時は振動に注意し、においの強いものと一緒に入れないといった配慮も大切だ。査定に出す際、いくら珍しいドンペリでも質が悪ければ価値もぐんと下がってしまうので適切に保管しておこう。
家庭でのドンペリの保存方法
家庭でドンペリなどのシャンパンを保存する際に、ボトルを立てて保存するのか、ワインのようにボトルを横にして保存した方が良いのかは実はあまり分かっていない。しかし、ボトルを立てて保存した方が良いとする理由として、シャンパンやワインの栓にはコルクが使用されていることが多く、このコルクが乾いていた方がガスが抜けにくく、酸化しにくいということが挙げられるようだ。
一方、横にした方が良いとする理由には、コルクが適度に湿っていた方が気が抜けにくく、栓も開けやすいことが挙げられている。いずれにしてもドンペリを数年保存する程度では、両者に明確な違いが出ることはないようだ。
一般的にドンペリの保管において重要だとされることを見てみよう。
- ・振動や騒音のない静かな場所に保存すること
- ・常時70%程の湿度が保たれていること
- ・10~14度の温度を保つこと
- ・太陽光がなるべく入らないようにすること
一般家庭でこれほどまでの条件をそろえるのは難しい。可能なら、この中の最低2点をクリアするだけでも、査定時のドンペリの価値はある程度維持できるのではないだろうか。
ドンペリの賞味期限
気になるのがドンペリの賞味期限についてだが、スタンダードなヴィンテージに関して言えば熟成期間が目安となる。具体的にはラベルに表記のある年号に16年をプラスした年が賞味期限だ。
2005という表記のあるドンペリを例に説明しよう。これは2005年のブドウを使用しているドンペリで、ここからさらに熟成させてから出荷される。そのため、実際に出荷されるのは、おおまかに熟成期間の8年を足して2013年だったとしよう。そこからさらに8年足した年が賞味期限になるため、2005年のドンペリで言えば2021年が賞味期限となるという具合だ。
ちなみに、この考え方ができるのはあくまで適切な保存方法で保管した場合のみである。そもそもシャンパンは劣化しやすいアルコールなため、常温で長期保存できない。ワインセラーがあるに越したことはないが、セラーがない場合は一時的に野菜室で保管し早めに飲みきるのがベストだ。
まとめ
今回はドン・ペリニヨン ヴィンテージの買取相場や査定情報、売るときのポイントを紹介した。もったいなくてなかなか開けられないという人は多いかもしれないが、一般家庭で長期間保管するのは難しいため飲まないなら劣化させてしまう前に売却するのがおすすめだ。
当たり年と言われる年のドンペリは通常よりも高値で取引されるため、製造年の確認をしておこう。買取依頼の際はヒカカク!で業者比較をおこない、少しでも高く買い取ってもらってほしい。
お酒は年齢を重ねても長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくものだ。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しもう。ほかのドンペリについては、以下のコラムでも紹介しているので、ぜひ併せてチェックしてほしい。
ブログカードがロードできませんでした。
ブログカードがロードできませんでした。
ブログカードがロードできませんでした。
ブログカードがロードできませんでした。
